内容説明
祇園まつりの夜、三条通りの宝石店に二人組の強盗が押し入り、店長を殺害したうえ、多額の宝石を奪って逃走。ところが、その後、盗まれた宝石の一つが長良川の鮎の腹から発見された。浜口とキャサリンは調査に乗り出すが、そこに待ちうけていたのは、長良川に浮かぶ犯人二人の死体だった…!? 仲間割れのはての死か、それとも──。(長良川鵜飼殺人事件)情緒豊かな長良川、嵯峨野、酒田、中村を舞台にキャサリンと浜口の名コンビが四つの難事件にたちむかう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
48
短編集。宇治と長良川、嵯峨野、酒田、足摺岬…様々な地方を舞台に旅情が感じられる作品群であった。特に宇治や酒田など一度行った事のある所は風物を思い出しながら、懐かしく読む。ただミステリとしてはどうもトリックが小粒な様に感じる。表題作のアリバイ崩し、「嵯峨野トロッコ列車殺人事件」の暗号はまだいいとして「足摺岬の殺人」は四国在住者としては昔の常習手段だったので驚きはないし、「小京都酒田殺人事件」に関しては気が付いたら犯人が分かっていたという顛末。ライトなミステリもいいけど、やはり重厚な事件が読みたかったなあ。2018/12/01
Taito Alkara
5
毎編人が亡くなる短編集。主人公が毎回同じなせいか、偶然死に遭遇する頻度が多すぎるためか、軽すぎる気がした。2017/10/11
ミレー
1
小学生の頃これで鵜飼を知った。
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