内容説明
フランス人はケチだ。徹底してお金を使わない。
それでも、なぜか優雅に見えてしまう。フランス人はそれほど几帳面ではない。
にもかかわらず、美しく暮らしているように見える。なぜか?
パリに20年暮らした著者が解き明かすフランス流「お金をかけない上質な暮らし 手間をかけない丁寧な暮らし」の極意。
たとえば著者は「中高年になったら、遠くの親戚より近くの他人が大事」と語り、人を家に招くことをいとわない。
そんな時に役立つ、ささっと作れておいしいフレンチ惣菜や、あっという間にできて必ず歓声が上がるスイーツの作り方を伝授。
また、部屋を彩るインテリアファブリックを縫う技、ポイントを押さえた掃除術も披露。
家のあちこちに置かれた小物は想い出深いものばかり。身にまとう服は思い入れのある布から作った愛着の一枚。
お金と無関係な贅沢を味わい、限りある人生を目いっぱい充実させるための「群れない、真似ない、面倒がらない」生き方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
59
余り節約については書かれていなくて残念。食費以外にはお金を使いたがらないフランス人ヽ(^o^)丿あ、私は飼いぐるみ®に使ってるwww沢山のおいしそうな手作り料理が載っていて楽しかったですが、作るのは大変そうです💦2021/12/13
チャーミン
45
返却日が迫り流し読み、フランスで20年間過ごした著者が学んだノウハウが満載。お金をかけなくても豊かな暮らしができる。出来る限り手作りで、これからの課題です。一人の時間は家事も仕事も早くすませて本の世界にどっぷり、見習うことがたくさんありそうで再読決定。2017/09/15
ケロコ
21
【図書館】フランス人は決してお金を使わないわけではない。使うところが考えられていて、お金を使うことを贅沢だとい思わない概念が有るのだ。自分をしっかり持つことがその根底に有り、周りに流されることなく意思は揺るがない。美しい信念を持つことが文化なのかもしれない。2019/05/03
布遊
15
20年間パリで暮らした筆者が、お金を使わなくても心豊かになる暮らし方を学んだ。インテリア・料理・洋服等、オシャレな写真のページが多い。*「3Mでいい女になる」「真似ない・群れない・面倒がらない」←これを真似たくなる~笑~「断捨離」と言う言葉をフランス語に訳そうにも、適切な言葉が見当たらない。フランス人はそもそも、捨てなくてはいけないようなものは買わないから。2017/06/29
菜花@ほのおかくとう協会門下生
10
吉村女史2冊目です。今回はカラー本で読みやすかったです。気になる項目以外はサラッと読み。一番胸に響いたのは「面倒臭がらないこと」という言葉です。料理が面倒だと市販品を買ったり、出かけるのが面倒だと時間を無駄にしたり…。お金をかけずに人生を楽しむためにも、時間に余裕をもって、手間をかけることすらも楽しみたいものです。お金をかけずに友人とのお喋りに花を咲かしたい気持ちもありますが、現状、飲み会などの交際費は減らすのが難しいだろうな。2019/04/17