内容説明
ロサンゼルス・ドジャース投手、前田健太の「コンスタントに勝ち続けるための勝負術」を初公開!
結果を出すためのカギを握るのは、「余裕=ゆとり」。80%の力で闘い、20%の余白で不測の事態に柔軟に対処することこそ成功への近道である。
他人にはサボっているように見えるかもしれない。
でも、結果が出ない時に、焦って心にゆとりがなくなれば、悪循環に陥ってしまうから、80%程度に留める。
20%の余白をあえて残しておくことで、不測の事態に柔軟に対処できるのだ。
現ロサンゼルス・ドジャース、元広島東洋カープピッチャー前田健太が自身の経験を通し、培った「コンスタントに結果を出すための方法」とは。
不安で焦りがちな勝負所で、最高のパフォーマンスを発揮するためのカギを握るのは「余裕=ゆとり」。その気持ちの整え方をマエケンのエピソードとともに伝授します。ゆとり世代には、本当の意味で「ゆとり」を大切にしながら勝ち進むための参考事例として。ゆとり世代と関わる先輩世代には、若い世代の生き方のひとつのサンプルとして。
あえて力を抜くことで、結果を引き寄せる新世代のルールブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Emperor
29
多種多様な心身のルーティンは、「ゆとり」を持つための作業。そのためには「力を抜く」「サボる」はあくまでもポジティブな要素。今年も頑張って!2018/04/22
Humbaba
5
大切な場面で最高のパフォーマンスを発揮する。そのためには、常に全力投球をしているのではなく、力を抜く事も覚えなければいけない。力を抜くことは、全力を出すことよりも難しい。それで失敗したら全力を出したときよりも後悔が強まることになる。それでもガチガチに力を入れるだけではうまくいかないことのほうが多いのは覚えておく必要がある。2017/07/04
まりこ
4
PL学園時代、カープ時代、現在のMLB、マエケンの野球人生を通じての学びが詰まった本。マエケンの考え方や本音に触れ、前よりもっと好きになった。人との出会いと環境がマエケンを作ったということがよくわかる。自分が人にどう見られてるかどう思われるかを考えつつ、自分が有利なように立ち振る舞う。「猫をかぶることを恐れない」という言葉には勇気づけられた。石原や大竹、黒田、ダルビッシュとの裏話、PL用語辞典はとても面白かった。マエケンがいたからカープは優勝できたのだと確信。決して上手ではないけど素直な文章にほっこり。2019/08/20
かい
4
前田健太ゆとり世代。いかに力を抜きながら結果を残すかその姿がリアルに描かれていた。PLという昭和が作り出した高校野球の遺物の中で育ったマエケンはその矛盾点にも気付きながら良き面をしっかりと自分の中に獲得していった。そのことで自分のスタイルを確立したのだと思う。余裕や余白を持ちながらベストなパフォーマンスをどう出していくのか。そのゆとり世代と批判される人たちを代表してより良いあり方を示してくれている。アメリカに適応する柔軟さと媚びず、誇らず自分らしく生きる姿は尊敬するし、自分も実践したいと思った。2019/05/07
WATA
4
自称凡人がメジャー16勝をあげるまでの道のりが書かれている。 ゆとりど真ん中世代であるマエケ いかに余裕を持つことが大事か、余裕を持つためのルーティーンなどの考えは我々も取り入れることができるな、と感じた。2017/07/27