内容説明
入学したばかりの大学に通うため、橋口健護は十五年ぶりに故郷へと戻る。美しい自然に恵まれた小さな田舎町。かつてそこで彼は祖母とともに暮らし、毎日のように妖怪たちと遊んでいた。そう。彼は生来、妖怪を見ることができる体質だったのだ。懐かしい土地で新生活をはじめた健護だったが、町のアチコチで妖怪の子供が生まれるのを目にすることに――。穏やかに暮らすはずが、元気でヤンチャなチビ妖怪たちに翻弄され、彼の毎日は徐々に賑やかになっていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
59
小さい頃見ていた夕方の30分アニメみたいだな、と思った。活発で、あたたかくて、キャラクターが生きて動いている。続編が出てほしい一冊。2017/03/29
はつばあば
51
コロナ騒動で腐っている子供達に読ませたい。ゲームやスマホも時代の先端をいくものだから必要なんだろうが、こういう「人とアヤカシが繋がる世界」って夢が溢れて見えませんか。あり得ないことなんですが心がほよよ~んとまぁるくなります。今はコロナ感染者イジメが多いそうですが、そんなつまらんネットなどほっといて、こういう本でも読んで心を洗ってみて下さい。真っ白な服を着た時のようにキリっとした気分になれますよ2020/05/07
hirune
41
【Kindle】可愛らしいチビ妖怪が町のために頑張るお話しだけど、子供だしあんまり凄い成果はあげられないけど、一生懸命なのは良いですね😄しかし妖怪を売りに町興ししたいのに、神社を潰しちゃうのはありえないでしょ💦まぁハッピーエンドなら全て良しなのかな☆2020/08/10
み
23
タイトル読み、初読みの作家さん。う〜ん、温かい空気だったのですが、何となく読了^^;ちと残念なり。2017/08/18
あゆみ
23
★★★★★ 純粋でかわいいチビ妖怪たちと登場人物が優しさで溢れていて愛しい。まるで絵本を読んでいるかのようで癒される。健護がコショウ丸たちチビ妖怪の言動に対してバカにして笑ったりせず、一緒に何かを成し遂げたり時には見守ったりする姿は好感が持てる。2017/04/13