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内容説明
著者・竹内薫氏は、サイエンス作家として、科学に関連する本を書いています。また、テレビのニュース情報番組などに出演して、科学の話題について解説をしています。学生時代は、進学校から東京大学へ進み、その後、カナダの大学院で学びました。これだけを見ると、エリートコースを歩んできた典型的な人のように思えます。しかし、著者は、ニューヨークの現地小学校に転校した時（小学3年生）と、ニューヨークから東京の公立小学校に転校した時（小学5年生）に「学年ビリ」の体験をするなど、「落ちこぼれ」少年だったのです。ところがその後に出合った勉強法のお蔭で、成績を劇的に変えることができるようになったと言います。本書は、その時に知った勉強法と、著者自身が生み出した勉強法をミックスさせて、「使うのは薄めの問題集」「小説を1冊徹底的に読む」などといった竹内式勉強法を紹介しています。成績の伸び悩みに苦しんでいる受験生必携！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
44
小学校高学年～中高生向け。文字も大きめ。どうして勉強しなくちゃいけないのか、どうやって勉強したらいいのか、将来生き残るための職業はなんなのか、子供にもわかりやすく説明されている。人間の仕事はどんどんAIに乗っ取られていく。AIが持たない「想像力、創造力」と「コミュニケーション力」を持つことが大切。2017/11/06
ジョンノレン
43
引き続き竹内薫本。ビリの原因は内外転校による言語の問題2回と適性と異なる学部選択による都合3回。悩みつつも課題の根元に行き着き無理なく着実に対処することにより克服。基本オーソドックスでありかつ無理ない対策が肝。小中学生や両親、学び方に悩む方にお薦めだが、年配の私も俄然数学と英語は目先を変えて学び直したくなってきた。自らの好奇心の赴くままに。2023/12/04
Prince of Scotch
16
タイトルを鵜呑みにして読み始めると裏切られるかも⁉️ 近未来予想を語る第２章と英語・数学・国語の効率的な学習法を説く第３章は現役の生徒さんたちには是非読んでもらいたい。第１章19～20ページのエピソード「勉強法を勉強した」は、著者がいわゆる「地頭」の良い生徒だったから可能で、一般に向けては参考にならないと感じた次第。とはいえ、小学校高学年や中学一年生には有用と思ったので、オススメの一冊です。2019/05/05
まゆまゆ
12
勉強することで人生が変わる。将来生活に深く関わってくると思われるAIは想像力・創造力がない。プログラミングと数学を学び、将来に備えることが必要。勉強は結果よりもプロセス。まずは勉強法を勉強しよう。中高生向け。2017/07/12
みつばちい
9
最初は「学年ビリ」とは言っても小3で親の転勤でニューヨークに転居した時のことで、そもそも地頭が悪いわけでもないし、海外赴任するような優秀な親の元に生まれてて、親戚もかなりエリートだし、、、ビリギャルみたいな期待してたから肩すかしをくらった。また勉強法が沢山書かれているかと思いきや、この先15年で人工知能に取って代わられる職業が多い中でどのような力をつけたらよいか、に大半のページをさかれていた。しかしながら、それがとても興味深く納得しながら読んだ。2017/04/15
