内容説明
特別活動で学校を変えた、実践記録!
八王子市立弐分方小学校へ赴任した著者は特別活動で学校を改革した。子どもたちの学力も自己肯定感も体力も、特活力で大きく伸ばした。
運動会の「集団行動」や学芸会、学級会では子ども同士が真剣に話し合い、学級崩壊のないクラス、学校づくりを目指した。友情や思いやりも失敗を経験して子どもたちは6年間で大きく成長した。
6年生が低学年の模範になり異年齢交流を行う。クラブ活動も委員会活動も、役割を与え子どもたちが協力していかに学校に貢献できるかに意味を持たせ主体的に行う。
いじめがなくなれば保護者の苦情もなくなる。子どもが学校の楽しさを家で話せば、親も安心し保護者も変わり学校のよき理解者になって協力する。特色ある特別活動の実践を、校内でも地域へも発表することで、地域に開かれた学校になり信頼も得られる。
保護者会でも保護者の声に真摯に、校長自ら全クラスに参加して耳を傾ける。「特活で教師も一丸となって学校がまとまり、子どもたちも頑張るようになり、学力も必ず上がる」
子どもにとって、地域にとって、保護者にとって、楽しい学校とは何か。女性校長の強烈なリーダーシップで特別活動で学校を変えた実践記録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totuboy
2
この本を読んで思ったことは、教育現場はトップによって大きく変わるということ。これだけの大ナタを振るい校長自らが活動に積極的に参加しているからこそこの学校は変わることができたのだろう。最近は管理職を敬遠する傾向が強いが、この本を読むとトップ(校長)だからこそできることがあるのだと、その仕事に魅力を感じてしまう。2018/05/06
Koji Yamamoto
0
特別活動の実践本です。校長が特別活動に徹するとここまで学校の雰囲気が変わるものなのかと感じました。2017/05/04
松村 英治
0
特別活動で学校全体を変えていく過程がよく分かり、特別活動の目標や内容についても理解を深めることができた。どこかで、特別活動のことをちゃんと勉強したい…。「特別活動で体質改善」には納得。校内研究を通して学校づくりをするということそのものだと思う。特別活動を通して、教師が指導力を上げ、それがいろいろなところに波及していく。2017/04/19