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内容説明
飛鳥奈良時代は六人の女帝が頻出した時代でした。だからといって、それをただ年表的になぞるだけでは「その意味」は見えてきません。「その天皇はどの天皇の血筋か」とか「徐々に複雑に消された皇統」とか、「嫁姑の問題」とかを読み解くと、極めて現代的な人間世界が見えてきます。当たり前に女性の権力者を生むことのできた「天皇家だけの特別」とは何なのか。この本は、女帝をめぐる歴史ミステリーなのです。【目次】第一章 「女帝」とはなんなのか?/第二章 「皇」の一字/第三章 聖武天皇の娘とその母/おわりに
目次
第一章 「女帝」とはなんなのか?
第二章 「皇」の一字
第三章 聖武天皇の娘とその母
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
宇宙猫
16
★★★★★ おもしろかった。天智系と言うけど天武系と言わない理由がよくわかった。「双調平家物語」のスピンアウトとのことなのでそちらも読んでみたい。2015/10/02
りー
8
六人の女帝がいた飛鳥・奈良時代。古代から辿って皇位継承のありかたを見直している本。各女帝の立場や個性の違いが面白かったです。“孝謙天皇は、「男女の機会均等」を前提にしながら、その状況整備がいい加減だったために「中途退職」を余儀なくされる女性なのです。今から千二百年以上前に「初の女性差別」を実感させられることになるのが、この孝謙天皇なのです。”持統天皇と則天武后の時代がほぼ重なっていたり、藤原仲麻呂乱と安禄山の乱とリンク等、新しい視点が沢山ありました。スマホで読んだら系図が拡大できず見えなかったのが残念!2018/08/24
Noelle
7
女帝とは?に始まり、天皇や皇后となるにふさわしい継承理由のありようなど、古代の女帝の時代を微に入り細に入り解説。女帝は「中継ぎの天皇」というわけでもなく、男系女子というわけでもなく、ひたすらに天皇の血筋を守るためのシステムだったということがよくわかる。現代と同じ状況が古代にもありそれはそれで知恵を絞って繋いで来たのだと。蓋然性は時代により変化していくのだと。これが今にいかされればねぇ。2019/11/28
glaciers courtesy
7
橋本治の代表作の一つ「双調平家物語」のスピンアウト作品。恐らく、編集者「双調平家物語で女帝の時代も描かれた橋本さんから見て、現在の女帝論争はどう思われますか」橋本「みんな古代史を分かってないよね」編「では、それで一冊書いてもらえますか」橋「OK」てな感じで作られたのかな。双調平家物語のファンとしては、双調を読んでいた時には膨大な情報量、橋本治の知力に圧倒されていたので、この本を読んで整理された感じ。でも、面白いのは絶対、双調平家物語!文庫本も恐らくほとんど売れなかったようだけど、多くの人に読んで欲しいよ。2014/10/04
こぽぞう☆
6
かなり昔に入手して今回が再読。内容はそれなりなんだが、あとがきにガックリするようなことが書かれててね、それが1番印象に残った。2016/01/01




