内容説明
車いすに乗ってなんにでも挑戦する子どもたち、使いやすくてかっこいい車いすをつくる大人たち、スポーツの世界でがんばるアスリートたちの3つの世界から、生活をともにする「ともだち」としての車いすを描きます。2020年のパラリンピック東京大会を前にして、子どもも大人もぜったい読みたい、心がバリアフリーになるンフィクション作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いおりん
8
車いす製造の大手企業のオーエックスエンジニアリングの成り立ちや、国枝慎吾選手や、佐藤友祈選手といったパラリンピック選手との繋がり、選手自身の物語。車いす「レーサー」などの写真もあって分かりやすい。自分達が知ることのできないことがよくできる本。2021/10/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
教育出版国語 4年生 【令和2年度教科書掲載本】2021/05/24
あお
3
重行さんの言葉「車イスや車があれば、どこへだって行ける。できないことがあれば、そこは人に助けてもらえばいいんだ」国枝真吾選手の名前は知っていましたが、これまでの歩みを知れて良かった。2018/09/18
高知
3
車いす、中でもパラスポーツ用の車いすをつくる会社のノンフィクション。 テニスの国枝選手をはじめ、さまざまな選手そして子どもたちが出てくる。みな困難にも当たることがありながらも前に進んでいる。 スポーツ用の車いすの話ばかりがクローズアップされているが、そのスタートに先代社長の自分仕様の車いすの話がいいなと思う。バイク職人だった先代がチューンアップした車いすが海外でかっこいいと言われた、そこが動きだすきっかけになっている気がした。2017/08/25
のん@絵本童話専門
1
事故から一転、車イス生活になったオートバイ会社前社長が始めた、かっこいい車イス作り。一人一人に合わせたオーダーメイドの車いすは、パラリンピックの選手たちをメダルへと導いた。障害をテーマにした本でもあるが、夢を追う子どもたちへのエールにもなるようなノンフィクションの児童書。高学年〜2024/07/26