内容説明
「よい縁」を呼び込みたいし、生きる実感を得たい。それには24時間を丁寧に過ごし、春夏秋冬ときちんと付き合うこと。まずは、日常のちょっとした所作を意識して。「ものを扱うときは、片手でなく両手で」「一流のものを大切に使い続ける」「ゆっくり動く」「間をとる」「綺麗に見えるものでも磨く」など、人気の禅僧も実践する、生活の智慧が満載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
162
心と所作は一体。美しいとは誰にとってもこころよいこと。心がさまよっている時代。悩みが深いときほど所作を大切さに。…脱いだ靴を揃える。茶をいれ香りを楽しむ。食に感謝する。挨拶を心がける。朝を大切に過ごす。美しい言葉を使う。…後片付けは次のための準備。物を磨く掃除が心を磨く。…姿勢を整え、呼吸も整い、心も整ってくる。息を深く吐き自然の呼吸に任せる。気持ちは穏やかに引き締まってくる。日々を感じながら、豊かな時間が過ぎていく。…いつも通りに当たり前のことを当たり前にやる。お蔭様で充実した読書生活を過ごせています。2021/10/08
Take@磨穿鉄靴
51
禅の教えからくる所作を紹介し日常に活かす為の本。所作だけでなく非常に為になる言葉が多数。とくに響いたのは「輝く場所がどこかにあるわけではない。自分が輝くのだ」の言葉。今いる場所が私の居場所であり、今ある仕事が私の仕事。非常に当たり前だけれどそれを有り難い事と捉えて精魂混めてひとつひとつの事を成していくようにする。この場所が輝いていないのならば私が輝けばいいだけ。言い訳を探さない。あと一番簡単なようで難しいのはご飯をいただく時には食べる事だけに集中することかな。 (続く)2021/01/15
KAKAPO
32
>美しいものほど、長い歴史をかけて築かれたものであり「誰にとってもこころよいこと」。「平常心是道」…いつもどおり当たり前のことをやることが大切であり、それが悟るということでもある。「悟り」は、「安らかな心」というふうに言い換えてもいい……。美しい所作を意識すると、必然的に自分の動作を意識することになりますし、ゆっくりと丁寧な動きになり、そこには、怒りの感情が入り込む余地がなくなります。何事も急いだからといって早くできるとは限りません。むしろ、一つひとつの動作を意識して一発で仕上げることが成功の秘訣です。2018/12/29
ユズル
24
忘れた頃に枡野さんの本を読んで、その度に反省しての繰り返し…(^^;)))日々、精進です。所作の美しさは時間がかかるから、とりあえず言葉から。2018/01/29
Wisteria
6
所作の心得。丁寧に時間を掛ける事は自分も周りも幸せに出来て色んな事がスムーズになるんだと思った。"ながら"をやめて、小さな物事も大切に行うように心掛けたい。2018/11/03
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