内容説明
15年振りにスイスから帰国し、日本に馴染めずにいた高宮は、ある日、珈琲の薫りに誘われて一軒のカフェへと辿り着く。そこで出会った優雅で美しいギャルソン・楽に次第に惹かれていき――。※イラストは含まれていません
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とすたん
7
恋愛模様はあっさりしていた印象。19歳の年の差カップルですが、受けが明るいよい子過ぎて全然グルグルしてくれないの〜。カフェにでてくる食べ物飲み物がすごく美味しそうなのが○。2014/10/21
hinako
5
「茉莉花茶の魔法」を読んだのでつながりで再読。優しいお話で癒されました。楽の無邪気さがお話を明るくしていて微笑ましい。高宮もいい感じです。それにしてもステキなカフェだなあ。私も行きたい。お兄ちゃんの話も読みたいです。2012/02/13
kai
5
ほんわかするお話でした。高宮(攻)の38歳の悲哀と、年を重ねた男の可愛げを随所で魅せてくれる。他の著書でも思ったけど、剛先生は男の可愛げをさり気に書くのが本当に上手いなと思います。そして星野さんの作るブランチを食べ香さんの入れたカフェラテが飲みたい…。2011/07/24
れいく
5
再読、このシリーズの中では一番「平凡」な生い立ちのカップルですね(笑)。19歳もの年の差カップルなんだけど高宮も楽も真剣で純愛なのが良いです。自分と付き合う事で生じた楽と兄の香との確執にも大人らしい態度で向き合う所がステキだわ。そしてなにより舞台となるカフェが良い!誰もがプロとしてのプライドを持って心地よい空間を作り上げている。ああ……こんなカフェに出会いたいものだわ2010/06/21
アガサ
4
再読。ヨーロッパでのんびり暮らしてきた高宮は祖父の死で遺産をもらい、日本に住むことに。友人にカフェ経営をすすめられ、カフェ巡りをしていくうちに、あるカフェのウエイター楽(19歳)に一目ぼれ。19歳年の差を気にしつつひかれるのをやめられず、楽も惹かれて行きます。カフェがすごくプロ意識が高いのがすごいと思ったけど、そんなに大きくもなく、値段も手ごろで、それなりの人数を雇っていたので、経営は大丈夫なのかなと心配になってしまった。2011/06/07