スズメの謎 - 身近な野鳥が減っている!?

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スズメの謎 - 身近な野鳥が減っている!?

  • 著者名:三上修
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 誠文堂新光社(2017/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784416212691

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内容説明

スズメは本当に減少しているのか? 日本人の暮らし方が変わり、人間と付かず離れずの距離感で生きてきたスズメが減少しているといわれている。
その実態は? スズメが少子化している事実を科学的に検証します。
そもそもスズメは日本に何羽くらいいるのか? スズメの数の数え方といったフィールドワークのおもしろさから、データをどう見て、研究に役立てるのか科学の考え方も紹介。

イラスト、写真満載、子供から大人まで楽しめるサイエンスノンフィクション。

目次

1 スズメを知っていますか?
2 スズメは日本に何羽いる?
3 スズメの減少
4 なぜスズメは減少しているのか
5 スズメが減少するとどんな問題があるのか
6 研究の世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つくよみ

69
図書館本:最も身近な鳥で有りながら、あまりその生態を知られていないスズメについての研究本。その生態については軽く触れる程度で、主題となっているのは、スズメの個体数の把握方法と、その減少傾向についての調査内容について。どのような方法でその個体数を割り出したのか、その方法の試行錯誤のプロセスと、局所のサンプリングを行ったフィールドワークの実例を交えながら解説している。スズメの本でありつつ、科学的考察方法についても学べる本。日本全国のスズメは2008年の時点で、推定1,800万羽。多いのか少ないのか・・・2013/10/29

へくとぱすかる

64
この著者のスズメ本としては2冊目。あまりに身近すぎて、本格的に研究される機会が少ないとは驚き。鳥の研究の困難な点を、要領よく述べてあるので、なるほど研究例が少ないことにも納得がいく。ただでさえ、移動する生きものであるスズメの生息数について、確からしい調査法をあみだすだけでも、結構な困難があったことは想像にかたくない。自然界の生きものを、そのままで研究するためには、統計についてくわしく知る必要があるのだと痛感する。ともあれ減少傾向にあるらしい、この身近な生きものを、決して絶滅させてはならないと思いました。2015/02/27

ポチ

51
すずめの数が少子化により減っているらしい。そういえば以前より見かけなくなったなぁ。生態系のバランスが崩れているのかも…。公園で食べていると首を傾げながら「ちょうだい!」と近くまで来る事があるけど、それが凄く可愛いな(^^)2016/08/20

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

49
スズメの生態などについて、データを含め身近な鳥であるスズメについて解説されている。スズメだけでなく、研究者としての考え方、研究方法などにも分かり易く触れている。鳥の研究家になりたいと思っている子供に読ませなきゃ。これを読むと研究って楽しいと思えてくる。街中のスズメは半減しているよう。確かに昔はどこにもいたスズメだが、今はいる場所まで見に行かないと見れない。2022/02/20

ねむねむあくび♪

45
つくよみさんの感想を読んで図書館で予約。児童書。スズメが減っていると耳にしたことは有ったので興味深く読んだ。スズメの生態よりも、自分の疑問を調べる意義、調査や統計の考え方、科学的な考察のしかたが学べる良い本♪スズメから入って、なぜ生態系を守らなければいけないのか、までが優しくていねいに語られている。研究者が専門用語を使わずにきちんと噛み砕いて書いてくれているのも、好感が持てる(^^)小学生の高学年~中学生の、理科の副読本や、読書感想文に強くお薦めしたいなぁ~(*^。^*)♪2013/11/12

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