内容説明
日中国交正常化、平和条約締結、天皇訪中から、歴史問題、慰安婦問題、尖閣・南シナ海問題まで元中国大使が綴る、外交の舞台裏
日中国交正常化交渉から歴史認識問題まで、アジア諸国との間に存在する様々な課題に対して、日本はそれにどう向き合い、答えを出してきたのか。日中国交正常化の舞台裏を知り、河野談話、村山談話の作成にも深く関わった元駐中大使が、そのときどきの政治家や外交官たちの言動を振り返りながら歴史の舞台裏を語る。アジア外交に関して資料的価値の高い一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KJ.O
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とりわけ印象に残ったのは、北京での日中国交正常化交渉の舞台裏で田中角栄総理が大平正芳外相と高島アジア局長に対して言った言葉。「君たちは大学出だろう。だったら知恵を出せ。責任は僕がとる。」難しい局面での立居振舞が責任ある立派なものだった。田中は、その後、ロッキード事件で惨めな末路を辿ったものの、多くの外務省職員は政治家田中角栄を慕っていたという。1972年の国交正常化から昨年で45年。歴史問題、慰安婦問題、尖閣・南シナ海問題とアジア外交には問題が山積している。田中のような政治家が出てこなければ解決は難しい。2017/05/14
Masayuki Shimura
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【深奥を覗き見て】しっかりと基礎的な事柄を押さえた上で,著者の携わった実務の紹介や自身の考えの開陳に移るため,幅広い読者に開かれた一冊になっているかと。本書で繰り返される特に政治レベルの舵取りの重要性については,実際の現場を踏んでいる人物の言として,非常に重たいものを感じました。2018/09/03
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- 平成ナマイキアイドル様がずっと憑いてる…




