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内容説明
日本が徴兵制を布かず、防衛費をGDPの1%以下に抑え、武器輸出をせず、核もミサイルも開発せずとも、戦争はなくならない。急激な国際環境の変化から、わが国の周辺は敵視する国に囲まれている。集団的自衛権の問題は、片務的な日米関係を双務的なものに変える、正常化の動きに他ならない。国民すべてが軍事音痴、国防音痴から脱し、正しい知識を身につけることが必要だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
題名の「国防音痴が、国を滅ぼす」はそのとおりだと思います。しかし著者の歴史認識は客観性に欠け、あまりにも都合がいいように感じました。2024/12/03
Humbaba
8
同じ問題に対してでも、人によって答えは異なる。それ自体は悪いことではない。それを否定してしまえば、人としての多様性を否定することになってしまう。しかし、その答えが間違った事実の認識から生まれているのであれば、それは修正するべきである。意味のある議論をするためにも、まず事実を知ることが大切である。2015/09/22
ひろし
8
国民の安全保障に関する絶望的な無知につけこまれて、『日本でしか通用しない議論』で溢れかえっているとは思ってた。『善意』などではなく、『軍事力の均衡』で成り立っているこの世界で、軍事を蚊帳の外においてする議論になんの意義があるのか。タイトルほど中身が徹底されているわけではないが、国防の知識を国民が共有した上で議論していかなければならないという主張は大賛成。ヒステリックな反戦シュプレヒコールではなく、現実的な議論ができる日がくることを望む。2015/08/08
おっくー
5
衝動買いした本。まあ、新しい情報はなかった。とりあえず、一般社会での運動や活動してる人も正しい知識を得て、感情的にならずに話し合いや討論をしてほしいと思う。2016/01/20
cosmos
3
国民の軍事知識と危機感の欠落、そして防衛強化の必要性を強く感じた。大東亜戦争の勝算についてはいささか疑問に思う部分もあるが、内容の大筋に納得した。2015/09/28