中公文庫<br> 井伊一族 直虎・直政・直弼

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中公文庫
井伊一族 直虎・直政・直弼

  • 著者名:相川司【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 中央公論新社(2017/04発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122063204

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内容説明

井伊家存亡の窮地を救った女地頭・直虎。徳川四天王の一人・「赤鬼」直政。江戸末期の大老・直弼――。平安期に浜名湖北方の井伊谷に定着し、南北朝、戦国を生き抜いた井伊氏は、幾度も没落の危機に瀕しながら、なぜ徳川譜代筆頭の彦根藩主へと昇り詰めることができたのか? 一族の盛衰を辿り、千年の名門の真実に迫る、書き下ろし歴史評伝。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

37
支配するためには、家の格が大事な要素だった。井伊家の系図は、一千年も前から存在している。2017/11/02

maito/まいと

15
大河ドラマじゃなかなか触れない井伊家の歴史を紐解く一冊。これ読むと、井伊家が家康に厚遇されたかがよくわかる。また、家康に重宝された直政だが、内情は直属の家臣団まとめに苦慮した様子も書かれており、見た目の華やかさではわからない直政の奮迅ぶりも感じられる内容になっている。実力社会と見られることが多い戦国時代だが、味方を増やしていく際には、やはりバックボーンが必要なのだろう。そういうところは今も昔も変わらないなあ。2017/03/17

Emkay

9
大河ドラマで取り上げられている井伊直虎前後の時代にとどまらず、平安時代の荘園名から井伊を名乗ってから、鎌倉、南北朝、戦国、江戸、さらに幕末と千年以上を網羅する通史。井伊家のエピソードよりもむしろ各時代のコンテクストが面白い。例えば鎌倉期が終わって地頭から国人へと立場が変わったこと。国人は大名(今川家)と絶対服従の関係ではないこと。井伊が南朝方(=反足利)だったことが家康にとって好都合だったこと。足利が今の日本を東(鎌倉殿)、西(室町殿)と分けて統治し、そのアプローチが秀吉、家康に継承されたことなどなど。2017/05/05

ドットジェピー

3
大河ドラマの予習と井伊直弼についても詳しく知りたいと思ったので読んでみました。かなり勉強になりました2017/02/18

はな

0
大河ドラマの影響で本書を手にした。ストーリー仕立てではなかった。恐らく資料が乏しいとからだと思われるが直虎に関する内容は全体の一割もなかったように思う。直虎についての本を数冊読んだ後、再度読むと良く理解できたり登場人物についても分かり易ように思う。 南北朝についてや荘園のなりたちなど歴史の授業で習うような内容を再認識できた。2017/02/06

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