内容説明
「人生最大の買い物」といわれる家(不動産)。都心でバブルの様相を呈しても、郊外に目を向ければいくら値を下げても売れないなど、不動産をめぐる状況はますます複雑に。一方でコミュニケーションの多様化や少子高齢化が進む中、「オークション」や「個人間売買」が現実になるなど、その売買でこれまでの常識が通用しなくなりつつある。その変化を捉え、新しい知識を得よ、と主張するのが、会計事務所所長・山田氏。氏によれば、従来の不動産取引はあくまで業界が潤うために制度が作られ、そこに激しい競争やノルマが加わった結果、消費者の利益を損なうことを厭わず、「買わせる」「売らせる」商売が続いてきたという。しかし今、そうした状況はフィンテックに続く「不動産テック」によって、革命前夜にある。そこで「買うときに考えるのは『売ること』」「バイブルはピケティ」といった新しい考え方や、最新の税や控除の賢い使い方など、これからの時代に売買をするためにどうすべきか指南。不動産屋にも国にも、とにかくもう誰にもだまされたくないならこれを読め!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
noby
20
職業柄不動産屋さんとのお付き合いも多い会計士さんが書いた「住宅購入マニュアル」的な本。騙されるもなにも、政府と業界がグルになって個人に家を買わせようと誘導するのが「日本の景気浮揚策」なのですから、騙されない奴は非国民ですので騙されてくださいね。このように業者と個人のあまりにも大きなハンデを乗り越えて尚、私たちは一生一度の住宅購入をやらされる破目になっとります。 2017/08/26
YJ
10
役に立つ本。かなり面白かった!著者は公認会計士。買取再販。壁芯と内法。仲介手数料はあくまで上限。ほとんどのバックは違法。不動産屋の数はコンビニエンスストアの2倍以上。約12万。ピケティ。2017/02/11
wiki
8
タイトルが、不動産という仕事の胡散臭さを表しているように思う。世間的には信頼されにくい仕事の代表なのだろうか。だからこそ、その営業につく自身は「至誠通天」との心でいたいと思い読了。中身は特に仲介についてが多い。不動産取引が難しいと感じる理由については興味深い。国土交通省から直リンクで読んでみたい。2017/01/31
awe
4
不動産取引の実務に精通しているという公認会計士の一冊。この本に記載のあることを全面的に信用することはできないものの、現在の不動産取引やそれを取り巻く政策・制度設計に係る諸問題について考える端緒・議論のたたき台にはなるかなと思った。◆1章は、いかに不動産屋が消費者を「騙すか」ということについての概要がまとめられている訳だが、その中で興味深いのは2点。一つ目は、不動産屋のチラシ等では物件の面積を壁芯面積で出しているのに対し、税制で基準となるのは登記簿記載の面積(内法面積)であり、後者の方が小さくなるという話2022/12/17
YYLR
3
近い将来、不動産需要が無くなり、価値が0になる時が現実に起こりうることが理解できた。また不動産に関連した節税対策の仕組みは興味深く読めた。街に大小の不動産屋が存在できる理由が理解できたが、売買に関わる一般人を半ば騙して成り立っているというのには驚く。旧態依然の不動産業界が一日でも早く一般人に寄り添う業界に生まれ変わることを期待する。 2017/06/02
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