樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外

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紙書籍版価格 ¥3,190
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樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外


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内容説明

吉原の廓の隣町を舞台に、快活な十四歳の美少女・美登利と、内向的な少年・信如の淡い想いが交錯する、一葉「たけくらべ」(新訳・川上未映子)。
東大入学のために上京し、初めて出会う都会の自由な女性や友人に翻弄される青年を描いた、漱石「三四郎」。
謎めいた未亡人と関係を重ねる作家志望の文学青年・小泉純一が、芸術と恋愛の理想と現実の狭間で葛藤する、鴎外「青年」。
明治時代に新しい文学を切り開いた文豪三人による、青春小説の傑作三作を収録。

【ぼくがこれを選んだ理由】
明治になって社会の重心は若い人たちの方にシフトした。いきなり未来を預けられた青年たちの戸惑いを漱石は「三四郎」に書き、鴎外は「青年」に書いた。「たけくらべ」の色調は江戸期への郷愁だが、その一方でこれはモダニズムの都会小説でもある。(池澤)

【新訳にあたって】一葉が今「たけくらべ」を書いたら絶対にこうなったにちがいないと信じきって&あの匂いあの話し声あの時間に持てるすべてを浸しきって、全力全愛でとりくむ所存です。(川上未映子)

解題・年譜・参考資料=紅野謙介
解説=池澤夏樹
月報=高橋源一郎・水村美苗