電通の深層

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電通の深層

  • 著者名:大下英治【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • イースト・プレス(2017/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784781615264

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内容説明

高橋まつりさん過労自殺、強制捜査、社長辞任
「鬼十則」を捨てた「電通」に未来はあるか

衝撃のデビュー作『小説電通』から35年――ノンフィクションの巨魁大下英治が描く、「日本のCIA」電通の光芒と闇

長時間労働、パワーハラスメントによる「電通」東大卒新入社員高橋まつりさんの過労自殺、強制捜査、そして社長辞任。
巨大広告代理店「電通」は、歴史的に日本の政官業すべてを支配する構造――「一業種多社制」を有している。
「電通省」、「日本のCIA」と呼ばれ、業界最大のタブーとされた電通の闇に、『週刊文春』記者時代の1981年から鋭く切り込み、問題作『小説電通』でデビューした作家・大下英治が渾身の取材力を駆使して描く、巨艦「電通」の核心を突く激震ドキュメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

69
シリーズ悪役の変遷。今も昔も悪役として大本命のDさん。それでもメディアであまり叩かれないのは、『週刊文春』の広告がすべて電通の扱いと言われると納得できます。さて、この本、著者のデヴュー作「小説電通」も併録されており、これは抜群に面白いのですが、現代篇はテーマ毎にn=1にインタビューしたもので、限界があるかなと思います。典型的なのはNHKのところ回答しているのが立花孝志で、この人の善し悪しはとりあえずおくとしても、彼自身がYouTubeで話してるネタの再録になってしまう。そういうことなので(続く)2020/08/04

おさむ

45
1982年に世に出た「小説電通」はその暗部をえがいており電通志望者の必読書だったとか。社員の過労自殺事件で注目されているこのタイミングだから、再版(幾つか記事を加えて)した訳ですね。ただ、中身はというと‥、かなり盛ってる企業小説という感じです。35年前は刺激的だったのかもしれませんが、その後、多くの企業小説が世に出て、とりわけバブル崩壊後は不祥事ものも珍しくなくなりました。何より現実の方が小説よりもひどい状況になっていて、読者があまり驚きを感じなくなっているのかもしれません(残念な事ですが)。2017/05/04

宇宙猫

29
★★ ネットが電通の力を弱めたというのは成程とおもったが、深層という程の内容ではなかった。小説はよくある企業小説に”こんな酷いことをしてる会社”って解説をむりやり押し込んだ感じ。30年前の本だから仕方ないか。2017/06/09

しゅうと

20
広告代理店の王者「電通」の光と闇を描いた小説。ここまで権力を持つに至った過程がよくわかる。天才的な経営手腕を持った吉田氏の功績は大きい。「鬼の十則」は万人には強要してはいけないが、プロフェッショナルを目指しているビジネスマンにとっては最高の言葉だと思う。私は肝に銘じていたい。2021/07/06

マサキ@灯れ松明の火

16
???高橋まつりさん自殺事件…置いてきぼりですか?「鬼十則」を捨てた「電通」に未来はあるかと帯にありますが………そもそも、「鬼十則」の本来の意味を引き継いでいないのですから、必要性がまったくないと思うのは、私だけでしょうか?かなり、気を使った内容のようですので…やはり圧力がかかってますかね?この感想を書いた私は、やはり消されるのでしょうか?2018/01/23

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