解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病

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解離性障害のことがよくわかる本 影の気配におびえる病

  • 著者名:柴山雅俊【監】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 講談社(2017/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062597647

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内容説明

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「一人のはずなのに、うしろに誰かがいる」「現実なのに遠くの世界のよう」「体から魂が抜け出て自分を見下ろしている」「メールや電話の履歴があるのに記憶がない」……。このような解離症状がある心の病気は少なくなく、不安や恐怖を感じて受診しても、統合失調症やうつ病、境界性パーソナリティ障害などと診断され、改善せず慢性化してしまうケースが多い。解離はなぜ起きるのか。不思議な病態を解き明かし、回復に導く一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

36
『解離性障害者』の著者が監修をしています。新書がしんどい人は本書をお勧めします。やはり柴山さんの考えは良いですね。症状の重い人は確かに大変ですが、そういう人は病院に行っているはず。本の効用とは、自覚が無い人がたまたま出会い、回復するきっかけをつかめるように広く浅く浸透していくことが出来ること。若い女性が多いとありますが、ひょっとすると、トラウマを抱えて老年に入ったような人が、この本で自分を見つけて回復することで人生がより豊かになるようなことがあるかも知れない。少しでも多くの人が救われることを願います。2022/08/13

Natsuko

21
仕事本。解離性障害とは:自分を見ている自分がいる、気配を感じる、影が見える。現実感に乏しい。幻聴。記憶喪失。感覚異常(虫が這い上がってくる)人格の時間的変容と空間的変容。意識障害(ぼんやりしている)人格交代、退行、暴力、自傷。発症の背景には心の深い傷。統合失調症、うつ、パーソナリティ障害と似ているが細かく的確な問診で見極めは可能。(統合失調症は妄想を確信、解離は感じるだけ)パーソナリティ障害の自傷の背景には見捨てられ不安と攻撃性、解離は現状からの浮遊。過食症状も多い。2023/12/08

カッパ

19
自分の勉強のために読みました。解離性障害って多重人格のイメージがありました。勿論それもありましたがそれだけでなく自分が2つに割れてしまったり時間や空間が統合されないんだとわかりました。診断もされにくくその他の疾患とも区別がつきにくい。けど治療が薬というよりもなくした自分を受け入れていくなのできちんと理解されて癒されていくと良いなと思ったのです。2018/09/19

藍沢

18
当てはまりすぎて驚いた。夢見るのは当たり前だと思ってたけど、内容まで書いてて驚いた。アスペルガーとも関係がある、って書いてて驚き。自分はアスペルガーも持ってるあら2014/05/14

eirianda

11
治るには、別の人格を統合することなのだなぁ。広げた風呂敷を畳むこと。空想に浸ったままでなく、終わりの句読点をつけて、キチンと現実に戻ることなのだ。これはあらゆる創作活動に通ずるものがあるのです。2014/05/01

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