花とゆめコミックス 月光スパイス

著者名：斎藤けん【著】

白泉社（2017/04発売）

• ISBN：9784592181828

内容説明

全身にふりかけて願い事を言えば何でも叶う月光スパイス。森で乱暴者と恐れられる黒豹が、ピュアなうさぎのアリスと出会い芽生えた願いとは!?　表題作他「カエル裁判」「君に天使の祝福を!!」「森とお城」収録。斎藤けん読切作品集!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐっち]

童話モチーフな１冊。斎藤けんさんの透明さをベースにぴりっとスパイスの効いたお話で良かったです。カエルのお姫様のお話が好き。

2014/11/15

[exsoy]

アリスは男の子だと思ってた…話は「カエル裁判」が好きでした。

2011/03/10

[kujira]

正しくグリム童話、な感じ。灰汁抜きされ漂白された、「テレビまんが絵本」のようなそれではなく、色も毒もそのまんまで強烈な皮肉が織り込まれてたりするような。表題作のよな話に私はどうしたって弱いのだ。まっすぐな馬鹿と心優しいよいこって組み合わせはどうあったって鉄板すぎる。山の部分でいつも泣きそうになる。単純なのはわかってるけど好きなんだからしょうがない。

2010/12/15

[銀雪]

優しくせつないおとぎ話のような短編たち。やっぱり短編集はいいなぁ。「カエル裁判」はどんでん返しが好き。「君に天使の祝福を!!」は、私も最近宗教について考える機会があったから少し考えさせられた。「森とお城」は、ディズニーのアニメを思い起こさせられる。嫌いじゃないけど、ラストがちょっと唐突な気が。「月光スパイス」は、少し分かりにくかったけど、どんでん返しも終わり方も好き。水都あくあの「ゆめゆめ煌々堂」を思い出した。

2011/02/13

[ひかる]

「カエル裁判」が特に好きですが、どの作品も良かったです。絵が華やかで、それだけでも読んでいて楽しいのですが、お話も凝っていて、面白かったです。

2014/08/11