教養としての「世界史」の読み方

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教養としての「世界史」の読み方

  • 著者名:本村凌二
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • PHP研究所(2017/04発売)
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  • ISBN:9784569831947

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内容説明

「混迷の現代」を読み解くカギは「歴史」の中にある。古代ローマ史研究の第一人者によるはじめての世界史講義。教養としての「世界史」の読み方とは、「歴史に学ぶ」ということ、「過去と現在との関わり合いを知る」ということ。東京大学教養学部で28年間、教鞭をとった著者が教養として世界史をどう読むかを教える1冊。文明の発祥、古代ローマとの比較史、同時代史、民族移動、宗教、共和思想……世界史を読み解く上で大切な視点を新説や持論を織り交ぜて、わかりやすく、面白く講義する。 (目次より)第1章 文明はなぜ大河の畔から発祥したのか/第2章 ローマとの比較で見えてくる世界/第3章 世界では同じことが「同時」に起こる/第4章 なぜ人は大移動するのか/第5章 宗教を抜きに歴史は語れない/第6章 共和政から日本と西洋の違いがわかる/第7章 すべての歴史は「現代史」である

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ykmmr (^_^)

78
『世界史』は大なり小なり、複雑。まずは、範囲が広く、1つの国ごとではないので、勉強や覚えることも大変。しかし、本村先生の言う通り、世界史の流れ・国同士・人物のつながりがあり、それをまず理解である。後は、これは『日本史』にも言えるが、其処に散りばめられている事を頭に入れるよりも先に、その時代の特徴・どんな事があったか?などを理解して、年表などにも目を通す言葉が大事。後は、社会はすぐに成績に効果が出ないので、そこは割り切ると言う事。皆、それぞれで勉強の仕方は人それぞれ。でも…コツがあるのだ。2021/09/26

とも

72
ローマから見た世界史感。とても面白かった。 同時代性、ローマを通して東西を比較する視点。 宗教とアルファベットとお金のところはローマから少し離れてわかりにくかったが、視点や考え方はとても勉強になった。2021/06/23

まさにい

51
教養本としての世界史を学者が書いているので読んでみようと思った。学者がこの手の本を書くのはあまりなく、この手の本は、予備校教師や有名なジャーナリストなどの本が多かった。彼らの本は分かりやすいので、読みやすいのだが、どこまで信じていいのかが不明であった。そこで、この本のように学者が書いた本はありがたい。しかもこの本、すごく文章が読みやすい。しかも、推定の部分はしっかり推定と言っているので、予備校教師本のように断定していないところが、知識の深さをうかがわせる。内容を信じる事ができる本である。2017/08/22

まーくん

41
池上彰・佐藤優両氏による「大世界史・・」のように歴史家でない著者による本がよく読まれてるが、本当は歴史家がこのようなわかり易い本を書かなければならないという問題意識から書き出している。過去の事柄の羅列ではなく、そこから本質的・普遍的なことを見い出すことが大事であることをいろいろな例で示している。世界史初心者としては非常に啓発された。エピソードで面白かったのは「一神教の成立」と「現代中国は国内植民地政策」。世界史教養の速成本かと手に取ったが、優しい語り口ながら思索に富んだ貴重な一冊。本当に読み易い。2017/09/19

さきん

37
ローマ帝国は現在の諸問題を考える意味で大変重要な意味を持っているのはかの塩野七生氏も言っていること。勃興期も一昔前の中国、ドイツ、日本、アメリカと重なったかもしれないし、米ソ、米中対立はパクスロマーナと漢帝国の並立と重なるところがあるかもしれない。衰退期も領域拡大できず、奴隷の社会的地位の上昇や経済政策の失態でインフラ更新もままならなくなったローマ帝国分裂期は、オバマ以降のアメリカや中曽根以降の日本と重なるところがある。前から感じることではあるから新鮮な感じはしないが、入門で読むならすっきりしていてよい。2020/02/29

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