内容説明
なぜ両親は23歳の息子を殺さなければならなかったのか。高校教師一家に芽生えた小さな憎悪は、やがて世間を揺るがす惨劇となって結実する。圧倒的心理描写で神なき現代に挑む、長編ノンフィクション・ノヴェル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フジキン the 誤字ラ
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☆☆★★★ ぐいぐい読めたし、そう言う意味ではつけた星以上には楽しめた。 ただ実際に起きた事件を取材したものを元に書かれた小説だからか、登場人物の心情の描写がやたらと断定的なのが気にかかる。。。 エリートの息子がだんだんおかしくなって行くところは、とても納得感あって読めるんだけど、両親の息子への最後の行動の唐突感が気になるし、弟や祖父の役割や考えが単なる添え物にしかなってないような。だったら、最初から無視すればいいのに、と思ってしまう。 素材は面白そうなのに、何かともったいない気がする作品でした。2015/12/05
ボン・ミーハー
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実際の部分かも知れませんが、父親に刺された時の言葉を考えると、実は息子は殺されたくなかったのでしょうか?赤穂浪士や尊厳死幇助同様、やはり、殺人は殺人として加害者は何らかの罰や処分を受けねばならない、というのは性善説だけでは維持できない人間社会の限界なのでしょうか?そんな問題意識を残しつつ、親か子がモンスターであり、条件や環境がそろってしまえば、親子間の殺人も十分あり得るというやるせなさを感じさせられました。2019/04/13




