幻冬舎新書<br> なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか ハリウッドからアメリカが見える

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幻冬舎新書
なぜメリル・ストリープはトランプに噛みつき、オリバー・ストーンは期待するのか ハリウッドからアメリカが見える

  • 著者名:藤えりか【著】
  • 価格 ¥877(本体¥798)
  • 幻冬舎(2017/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344984530

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内容説明

メリル・ストリープら人気俳優が次々と反トランプを表明する一方、オリバー・ストーン監督は、これまでハリウッドは政府べったりだったと批判し、トランプに期待を寄せる。自由・民主主義という理念の担い手として、またアメリカ覇権主義の喧伝者として、アメリカのひとつの象徴だったハリウッドが今、政権と敵対し、さらに人々からは「しょせん特権層」と反感を抱かれ、大きな岐路に立たされている――。話題の映画の背景と監督・俳優らへのインタビューから、アメリカと世界が直面する問題の深層に迫る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

41
朝日新聞記者による映画の監督や俳優へのインタビュー集。とりあげられている映画は社会派のものが多い。映画を観ていなくても、政治や歴史認識、国際情勢をクリアに切り取る言葉には含蓄があり、重みがある。ハリウッドも政府寄りで反政府的な映画はつくりづらくなっているそうで、カナダや欧州で工面したり、クラウドファンディングの手法等で制作費を集めている苦労話が多いのには驚く。中国資本の進出がもたらす影響も気にかかる。ハリウッドスター達が嫌ったトランプ大統領が誕生し、これからの米映画はどう変わってくのかに注目したい。2017/04/12

Nobuko Hashimoto

22
朝日新聞記者による映画紹介。公開前のプロモーション的なウェブ上の記事なので一本一本はごく短い。隙間時間にちょっとずつ読める。その分、内容的にはやや物足りなさが残るが、監督や主演に直接取材している点が強み。メリル・ストリープ主演「マダム・フローレンス!夢見るふたり」と、ドイツの「ふつう」の村を舞台にした「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」が気になるな。後者は邦題が内容と一致しないパターンな予感もするけど、どうなんだろう。タイトルと言えば、この書名の長さはいかがなものか。最近こういう書名が多いなあ。 2021/03/29

たかやん

20
アカデミー賞にノミネートされるような社会派を中心にそれぞれ映画の出演者並びに監督へのインタビューをまとめたもの。良くも悪くも、映画の予告編を何本もひたすら見続けたような読後感。興味ない映画についてはいくつか読み飛ばすも、本書で取り上げられるような映画は最近見れていないだけに俄然鑑賞意欲をそそられる。特にイーサンホーク作品2本は見たい!ただ個人的には、イーストウッド師匠がトランプ支持者であることについて全く触れられてないのが釈然としない。2017/09/03

ネコ虎

7
朝日新聞記者が書いた予想通りの本。「ハリウッドからアメリカが見える」なんて全くの嘘っぱち。偏向メガネをかけて上っ調子に綴っただけ。アメリカの姿なんぞどこにも出てこない。あのヒラリー大好きでポリティカルコレクトネスに染まったハリウッドとはどういう世界かをキチンと報告してくれたらいいものになったはず。朝日記者には無いものねだりか。トランプを評価するオリバー・ストーンを冷静に伝えていたことだけが救いか。2018/06/20

Inzaghico (Etsuko Oshita)

6
リベラルなようなハリウッドも、政治と表裏一体というか、資本主義の申し子というか、「話題」作となりそうな作品には出資しない。コリン・ファースが出資したイギリス映画『アイ・イン・ザ・スカイ』(2015年)は、ハリウッドはどこも出資せず、最終的にカナダの会社が出資した。また、「おわりに」で、アカデミー賞授賞式でトランプを批判したメリル・ストリープもまた資本主義のエスタブリッシュメントの代表ではないか、という見方にはっとする。 2021/05/08

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