内容説明
不便は手間だが役に立つ! 便利な時代の新しいアイデアの本
ビジネスや社会では、「便利」「最短」「効率」を追求する仕事の進め方や、企画の考え方が溢れています。しかし、便利=豊かな社会なのでしょうか。
少しでも疑問がある人は、不便をとり入れることで新しい発想ができます。本書では、不便から生まれる益を「不便益」と呼び、新しいモノ・サービスを考えるビジネスマンやクリエイターの視野を広げます。
本書のタイトルは『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き詰まりを感じているなら、不便をとり入れてみてはどうですか? ~不便益という発想(しごとのわ)』です。
「長い」「覚えにくい」「読みづらい」タイトルですが、万とある書籍から目を引き、気を引くことができるかもしれません。このように現代社会のモノサシからは不便と思われがちなことに「益」を見出すのが、不便益という発想法です。
不便益研究の第一人者である京都大学デザイン学ユニット教授の川上浩司氏が、豊富な図解や実例で解説します。
目次
表紙
まえがき
目次
序章 不便は手間だが役に立つ
第1章 そもそも、便利ってなんだ?
第2章 不便じゃないと楽しくならない!
第3章 これは不便益だ!(勝手に認定)
第4章 「便利」という害
第5章 安心も「仕掛け」も、不便から
第6章 「益をもたらす不便」の性質
第7章 不便益システムを作る
第8章 不便益を「形」にする
あとがき
著者プロフィール
奥付
しごとのわレーベルについて
裏表紙
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
60
見方を変えれば……。今の教育における弊害、大人が子どもたちのためによかれと思ってやっていることが、子どもの主体性や危険予知の力を奪っていることがたくさんあると感じていたことが、この本を読んでいてつながりました。2022/08/04
ヒデミン@もも
51
「富士山エレベーター」確かに実在したら興醒めかも。でも必要な人もいるかも? なんのための不便益なのか。車の自動運転、脳は劣化するかも?だけど、私も歳をとったら欲しい。不便な京都の土産。なんか違う。2017/04/10
樋口佳之
41
unlimited様々。工学系の方のお話なのでこういう分野も進んでいるのかと驚きました。AIに任せても、フレームワークに則ってもMVCのスケルトン数分で出来てしまう。こうなると言語の基本文法調べてHello world やるときのワクワク感無くなってしまうとかもそうかも。2023/12/10
おさむ
39
不便は手間だが、役に立つ。なんだか似たような題名のテレビドラマもありましたが、それはさておき。効率性の追求ばかりがさけばれる現代社会の風潮に一歩立ち止まって考える視座を与えてくれます。これからの仕事術や商品開発などにも応用できるかも?主体性が持てる。発見がある。工夫上達できる。対象物を理解できる。能力低下を防げる、など不便から得られる益って、ちょうど子どもの成長に必要なものばかり。それらは大人になってからも必要だということなんでしょうね。2018/01/19
小木ハム
35
不便のメリット=不便益を考える本。最近の事例が紹介されていて参考になります。便利とは、自堕落と引き換えに目的地に向かって最短距離を走り、個人の能力差をなるだけフラットにする諸刃の剣。自動化とは習熟が許されないこと。便利⇒◯◯しなくてよい⇒◯◯しかできない⇒思考停止⇒つまらない。不便⇒悩む試す工夫する⇒予想外の発見⇒面白い!サピエンス全史でいう小麦の奴隷の如く。便利の奴隷にはなりたくないですね。便利を突き詰めた先に、AIの手のひらで転がる木偶人形が透けて見える。2018/06/12




