内容説明
「どうして治らないの?」と思っていたけれど… 自分を否定し、無理をして、頑張れば頑張るほど悪循環に。私にとってアトピーは、「もう休もうよ」のサインでした。悪化するアトピーで肌はボロボロ、心も荒んでいく高校3年生のぱふこ。それでもアトピー仲間や友人・家族の協力で、なんとか乗り越えようと暗中模索を繰り返した。そしてアトピーが悪化する、最大の理由に気づき…。著者自身の体験を描いた、実話コミックエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
101
【屁の河童】 『でも以前に比べたらへのかっぱです』ピーク越えた目安ですよね(^^♪①乗り越えられた自信で大丈夫!/[第13話その後のぱふこ]②進学や就職の外的要因でリバウンドは起きます。でも仲間がいるから大丈夫!③まだまだリバウンドは起きます『私は自己否定という自分の存在に「アレルギー反応」を起こしてました』『3年後今回は自分と仲良くなることでリバウンドを終え』大丈夫! /とても素敵なコミックエッセイに3冊連続で出会えました(*˘˘*)感謝2016/04/21
ひめありす@灯れ松明の火
46
幸いなことに肌だけは健やかで滅多な事がない限りあれません。だから全然想像できない。だから、読む。少しでも想像できるように。家族も友達も、多かれ少なかれ覚悟をした上で向き合わないと、立ち向かえない。ステロイド使用も脱ステロイドも、その人が望むか、どう生きたいか。だからどちらも正解で、その時々で最良を選択していけばいいのだと思う。アトピーが出ているのが「私」で、切り離して考えると、心が先におかしくなってしまう。結構アトピーって聞くし、軽いものと考えがちだから、こういう風に沢山の人に知ってもらえたらいいと思う。2016/03/06
鷺@みんさー
26
アトピーと言えば、小学生の頃…つまりは35年前くらいに、友達がすんごい錠剤をザラザラ飲んでて、あれは医薬品やサプリとかだったんだろうけど、大変だなぁと子供心に思ってた。この作品では、薬さえ塗ってれば「普通」に生活できた女子高生が、薬なしで暮らせる生活を手に入れるために「脱ステロイド」を始めた、実に8年ほどに渡る壮絶な記録だ。ほんわかした絵柄で描いてあるけど、いやはや…文字通り心身ともにズタズタになりながら続ける姿は、単純に「凄い」だけで終われないが、友人や家族の理解と協力を得るために葛藤する場面にしんみり2022/12/13
糜竺(びじく)
16
アトピーの大変さがよく分かった。こんなに苦労が多いとは知らなかった。2020/04/25
タマキマタ
11
ああ、若い女の子がこんなに辛い思いをして…。読んでいてとても胸が痛みました。なんども辛い体験を乗り越えながら成長していく様子、可愛い絵柄だけど強くしっかりと伝わります。治療法なども「こうでなくてはいけない!」ではなく、その人にあったいろいろなやり方があるのだ、という描写を含め、押し付けがましいところがなく素晴らしいと思います。2016/07/12
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