- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
誰かの犠牲で成り立つ経済を、終わらせよう。
「利益追求のため無限に効率だけを追求するいまの資本主義に永続性はない」
国内投資信託日本一に輝き、NHK「プロフェッショナル」にも出演した鎌倉投信ファンドマネージャーはそう断言する。
そして、その代案はすでに日本企業が示しているという。
カゴメ・ヤマト・サイボウズ・ツムラ・マザーハウス・ユーグレナ……全国の「いい会社」を直接訪ね、投資する鎌倉投信がみつけた、信頼と共感で成り立つ経済のしくみとは。
「短期・分断」の資本主義から「長期・つながり」の資本主義へ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
44
鎌倉投信のファンドマネージャー新井和宏氏の著書。売り上げではなく「いい会社」に投資する鎌倉投信の取り組みを中心に、信頼と共感で成り立つ経済のしくみを解説。経済が複雑化したことで、これまでの「売り手買い手世間よし」の3方よしから、時代にあわせた8方(社員・取引先・社会・地域etc)よしに拡張する必要があると著者は問う。後半に鎌倉投信の手掛ける企業がいくつか紹介されているが、どれも面白い企業だった。 2019/01/27
みねたか@
29
日本の資本主義をどこに向かわせるのか。本書は消費者の商品選択や投資選択によって、持続可能な社会を構築していく道筋を示してくれる。肝は「リターン=お金」から「=資産の形成×社会の形成×心の形成=幸せ」への転換。決して特異な概念ではない。松下幸之助の経営哲学や屋号を大切にする商風土,トヨタが打ち出した経営理念など,極めて自然に腹落ちする。井手英策氏らの経済政策,若い社会起業家たちの活動など,新しい資本主義の胎動。自分自身がこれを支えていく役割を果たすことで社会に貢献できるという新鮮な発見。2019/07/18
佐藤一臣
14
企業=理念。経営者は理念を具現化する役割。理念は、八方よしの考えを含む。経済成長というフロー主義から脱却し、ストック主義の新しい評価目標を作るべき。信用創造は、お金にレバレッジをかけていくことだが、本来は人間の信頼にレバレッジをかけること。共通の客観数値だけで、ものを判断すると、形骸化に陥る。あたりに感銘を受けました。近々、この本を課題図書としたセミナーが開かれるので、参加する予定です。2019/10/09
takam
13
行き過ぎたマネーゲームではなくちゃんと事業で人を幸せにしている会社に投資をしましょうという話。共感できる話は多いが、実際に経済合理性を実現しているのか私は分からなかった。新自由主義に世界が流されていった中で、日本の良さをうまく活用できるのか考える機会になった。2018/12/09
本好きです
12
とても希望の持てる本でした。読んでよかった。私も持続可能な資本主義のいったんを担いたくなりました。色々なところにこのような前向きな考えを持って活動する人達や団体、企業が広がってきていることが心強い。その人達や企業団体を繋ぎ合わせる役割を鎌倉投信が担ってまた広がっていく。応援したい。2018/01/18
-
- 電子書籍
- サイキックス 第17巻 コミックオーズ!
-
- 電子書籍
- 記憶喪失の侯爵様に溺愛されています【ノ…
-
- 電子書籍
- 生残賭博(フルカラー) 48
-
- 電子書籍
- ギフト 西のはての年代記I 河出文庫
-
- 電子書籍
- ジョーカー(5) グリーン・パラダイス…