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内容説明
AIを制する者がビジネスを制する――。
金融、自動車、製造、医療、教育はどう変わるのか。 通算400以上のプロジェクトに携わってきたAIのスペシャリストが徹底解説。
AIを目的化してはいけない。ポイントはあくまでも「AIの技術で、こういうことができないか」という形で考えることにある。
「AIはビジネスのあらゆる場面に適用できる」とご理解いただけたのであれば、本書の目的をいくらかは達成できたといえる。
本書で紹介した幅広い情報は、筆者らが調査、議論、経験を通じて得たものである。(本文より)
1章 AIは社会とビジネスをどのように変えるのか
2章 AIの基礎知識
3章 AIにより変わる産業
4章 AIにより変わる私たちの仕事
5章 ビジネスを加速するためのAI戦略
6章 AIの活用ポイントと法的課題
7章 AIブームはもう終わる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
92
AIに関する一般論。◆発行が2017年と言うことで、読む上では日進月歩ならぬ時進日歩の世界の話しとしては最新情報ではないと考えておきたい。以前はAIと聞くと遠い世界の話しのような気がしていたが、今や我々の生活の身近なところで活かされ始めている。◆AIはあくまでもデータの分析を担う部分で単独で活用できるものではない。まず何とヒモ付けするかであり、さらに膨大なデータによって精度を上げることが肝要。◆アルゴリズムの進化により、これまでAIが人間に勝てなかった識別処理も勝てるようになってきた@ディープラーニング2023/01/14
KAZOO
86
決定版とは書かれていますが、まだまだこれからという感じがします。AIについての基礎的な考え方を理解する上では、「AIの基礎知識」は参考になりました。ただ「AIにより変わる産業」については物足りなさを感じました。その業界のしくみに熟知している人が書けばもっと深堀できた気がします。2017/06/16
ワッピー
26
2017年当時はまだAIの4つのタイプと2つの役割などの分類にはなっていなかった模様。とはいえ、基礎技術の部分は詳しく、紹介事例についても広範にわたっていて参考になった。また巻末の今後予想される問題の指摘についても、いまだ明確に答えの出ていないものが多いようで、ワッピー程度の初心者には十分詳しい内容でした。特に個人情報管理や著作権の問題についてどのような法整備をすべきか興味深い。AIが作成した作品単体、そして人間がそれに手を加えたコラボ作品の著作権の帰属先と期間について、日本ではもう結論は出たのだろうか?2020/04/15
九曜紋
11
NTTデータ社の技術者によるAIの解説書。「決定版」をタイトルに謳っているだけに、確かにわかりやすい。AIというと、とかく人間から仕事を奪い大変な世界が現れるというディストピアが描かれがちであるが、本書はできるだけ価値中立的な立場を維持している。AIが人間を支配するのではなく、人間がAIを使いこなす近未来を提示してくれている。もし可能ならば本書の最後部に記されたAIをめぐる法律上の問題点を研究してみたいものだ。2017/03/29
人工知能
3
ビジネスのどういう領域にAIを応用できるのかを知る分にはよかった。ただしAIの定義が広すぎて、焦点がぼやけてしまっているのが難点。2018/07/22