欲望の資本主義―ルールが変わる時

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欲望の資本主義―ルールが変わる時

  • ISBN:9784492371190

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内容説明

この星は欲望でつながっている。
やめられない、止まらない、欲望が欲望を生む世界。
わたしたちはいつからこんな社会を生きているんだろう?

放送時にSNSで大反響のNHK教養エンタメ番組『欲望の資本主義』、待望の書籍化!
未放送インタビューも多数収録した拡大版。

経済のルールはいつどのように変わってきたのか?
利子という「禁断の果実」は何をもたらしたのか?
お金に代わる新しい“通貨”とは?

「アダム・スミスは間違っていた」、「ケインズは誤解されている」……。
ノーベル賞学者スティグリッツ、異端の奇才エコノミスト・セドラチェク、シリコンバレーの投資家スタンフォードら、世界の知性との対話を通して、人間の業=欲望をキーワードに資本主義の本質と新しい経済を問い直す異色ドキュメント。

ナビゲーターは気鋭の若手経済学者・安田洋祐准教授。
特別対談「セドラチェク×小林喜光」も収録。

目次

序文 トップランナーたちとの対話が生む多様な視点 安田洋祐
第1章 「アダム・スミスは間違っていた」“近代”経済学の巨人・スティグリッツ
第2章 「資本主義は成長がマストではない」異端の奇才・セドラチェク
第3章 「資本主義は完璧じゃない。労働のない社会が来る」未来をクールに見る投資家・スタンフォード
特別対談 セドラチェク×小林喜光
「欲望」とは? そして問いは反復されるーーあとがきにかえて 丸山俊一

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろき@巨人の肩

99
欲望とは充させないもの。その欲望に囚われ、「金利」と「テクノロジー」という禁断の果実を手にした我々は、成長を目的として資本主義経済の限界を突き進む。行き着く先は「新古典派経済学」では見通せず、経済学の地動説を求め世界のトップランナーが未来を語る。①スティグリッツ。倫理的な規制と社会イノベーションにより成長に持続性を付与する。② セドラチェク。「自由」こそが人類の目標。「成長」ではなく「安定」が資本主義には必要。「AI」は第三の禁断の果実。③スタンフォード。未来は知的欲求の探求による人類の進化に委ねるべき。2022/04/05

けぴ

49
現在の日本では経済は成長しなければならないとしてGDP(gross domestic product )=国内総生産を増やすことを目標にしている。しかし実態はGDP(gross debt product )=債務総生産→国債が増えているだけ。口当たりの良いことだけ演説して借金を増やし続ける政治は止めて、成長資本主義を脱却する必要を感じました。2020/04/18

白玉あずき

35
経口投与されているステロイドのせいで集中力なし。専門性の高い本は無理でこの本に逃避。スティグリッツ氏は常識的でわかりやすいが、セドラチェク氏の言説を主流経済学の専門家はどう判断されるのだろうか。分かりやすく説明するための例えが、神話や人類学レベルの時間感覚だったりすると、もうそれだけで忌避する方々もおられるだろう。収奪的なシステムは持続不可能ということだけは確かだが。それにしても投資家を称するスタンフォード氏の繰り返す、「消費者もハッピー云々」という戯言にはうんざり。人間を消費者としか捉えられないのかね。2018/05/04

kk

31
NHK制作の同名の経済教養番組を書籍化。著名な経済関係者へのインタビューを中心に、資本主義の「今」を問うとともに、「欲望」をキーワードに据えてその功罪や展望を語ろうとする試み。さすがは大NHK。こんな、下手をすれば全く数字にならない硬派なプログラム、よく企画できたもんだ。受信料払ってる甲斐もちょっとはあったってもんです。内容面では、セドラチェックという人の考えに深い印象を受けました。我々は経済成長だけに捉われるべきでないし、成長を恒常化することは不可能という主張。この人の著作も読んでみよかな。2020/06/27

すくすく

21
目の前の私たちの世界に経済学がどのように関わり、人を幸せにできるのか?それが経済学のやるべきことだとノーベル経済学者を取ったスティーグリッツは言う。そしてアダムスミスの言う神の見えざる手はもはや存在しないと言う。チェコの経済学者セドラチェクはAIや新しいテクノロジーで得る利益は社会全体で配分する仕組みを考えないと貧富の差がより広がるという。一方で投資家のスタンフォードは貧富の差はお構いなしのように見える。各自の意見が違っていて、それがいい。翻って自分はどうか?考えることが大事なのだと思う2023/10/16

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