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内容説明
なぜ日本のGDPは一夜にして16兆円増えたのか? ときに政治家のクビを飛ばすほど重視されるGDPや失業率などの「経済指標」はもはや実態を反映していない――。気鋭の経済評論家が歴史、理論、実態を丹念に解き明かすことで見えてくる「経済のデタラメな真実」とは? 前提知識不要で「経済」がわかる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
77
経済指標の歴史について主に述べられています。私は現在のような日本経済下での経済成長についてはさほど関心がなく、それよりも別の指標をメルクマールにした方がいいのではないかと感じています。この本ではどちらかというとトリビア的な知識が面白い感じがしました。今後はどのような指標が中心となっていくのでしょうか?少し議論をしていった方がいいと思われます。2018/02/10
えちぜんや よーた
71
マクロ経済学と経済史に通暁していないとついていけない内容。かくいう自分も序論と結論以外はほとんどすっ飛ばし。中身のボリュームの割には早く読み終えたwただ失業率の章と結論部分を読む限り、各種経済指標はその作った当時の社会的背景や政治思想などが絡んでいるから、今でも通じるかどうかは甚だ怪しいとのこと。今どきググったら官公庁や株式を上場している大企業が公表している一次情報がヒットする。その数字をもとに自分の人生の目的を達するための「 合成指標」を作れだそうです。「言うは易いが行うは難し」でそんなことは至難の技。2017/11/22
壱萬参仟縁
38
2014年初出。重要箇所はゴシ太。 私たちは経済指標にも歴史があり、考案された理由があることや、長所もあれば限界もあることを忘れがちだ(9頁、ゴシ太)。統計学(statistics)という言葉は、18Cまであまり使われなかった。ドイツ人のG・アッヘンヴァルがラテン語とイタリア語を組み合わせ、状態(state)を示すデータをstatistikと表現したのが始まり。統計学を発展させたのは、P=シモン・ラプラス(30頁)。2018/01/12
サトシ@朝練ファイト
22
「公式統計は政治目的ででっちあげられている」はい、その通りです。270ページ以降はブータンの国民総幸福量(GNH)が取り上げられています。でも、なぜサルコジがGNHに魅せられたのかなあ?2017/07/08
izw
9
主要な経済指標が誕生してからの歴史と定義・適用・運用の困難さを述べている。失業率、GDP、国民経済計算、消費者信頼感指数、インフレ率、貿易収支、国民総幸福量などが取り上げられている。いずれも20世紀以後に考案されたものだが、そもそも定義に苦労しているのに加えて、定義されてから時間が経過して実情に合わなくなっているものが多い。国レベルで一つの指標で表すことの限界を踏まえ、今後の在り方を考察している。日本語の表題は否定的な表現だが、原題はそんなことはなく、本文もポジティブなスタンスで記述されている。2017/09/04
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