内容説明
壊れた世界でいま、われら日本国民、ど真ん中を生きるには何が支えなのか。伝説の人気連載、ついに電子書籍化!
ぼくらの祖国には、今こそ、新たな哲学が必要です。ただ一度の敗戦で死した日本の哲学、それを超える「公のために生きる哲学」を考えていきたいと思います。
みなさん、「ど真ん中」から一緒に考え直しませんか?
“青山流哲学”で、今、ぼくらの祖国が甦る! !
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
95
青山さんの言う「ぼくらの哲学」とは何か、考えながら読む。そして「日本人である自分」と真摯に向き合うことだと思った。葉隠の「武士道とは死ぬことと見つけたり」とは「他人のために生きろ」ということ。他人とは家族であり、日本の子々孫々であり、世界中の人類。まずは祖国に誇りを持ち身近な存在を大切にすることがスタート。一方で、現代の日本は、国内外に蔓延る敗戦利権もあり、70余年間、真の独立を果たせていない。インドのチャンドラ・ボース大学構想、沖縄の白梅学徒隊と天皇皇后両陛下との面会など、行動し続ける青山さんは凄い。2022/12/27
馨
70
沖縄と沖縄戦メイン。日本人なのに自国メディアや戦後教育にて誤情報を植え付けられていることがわかります。私も大人になってから勉強し「沖縄戦では沢山の特攻機や戦艦大和、兵士が沖縄を守るために死んでいったのになぜ本土と考え方に差があるのか?」と思っており、青山さんの言葉で納得。武士道(誰か大切な人のために死ぬこと=生きること)精神も敗戦で失い、米国が作った憲法にも疑問を抱かず順応性の高い人種と言えば聞こえが良いが、世界情勢を鑑みるとこのままではいけないですよね。一人一人がこの哲学を我が物にしないとです。2017/02/05
それいゆ
62
哲学なので、どんな難しい話かと思って読みましたが、沖縄の話でした。ひめゆり学徒隊以外にも8つの学徒隊が存在したことを始めて知りました。白梅の塔に天皇皇后両陛下が行幸することが決まっていたのに、県庁幹部の妨害で潰れたこと、仲井真知事はまともな人で、翁長知事こそ売国奴だということもよく分かりました。青山さんの著書からは、世の中では隠されている部分を知ることができ、わが国を護ることの本質が分かります。今後の大きな課題として、北朝鮮拉致被害者の奪還があります。広くその方法を発信していただきたいと期待しています。2017/03/27
keiトモニ
50
核心は沖縄。“両陛下沖縄訪問時に白梅学徒隊同窓会と面談され皇后陛下が“白梅の塔はどちらの方向ですか?”と自然なお声で…その方向に両陛下は深々と長く頭を下げられた“☜感動の涙で何も言えません。TPP合意時の朝日朝刊一面“すぐに中国に加盟して頂きなさい”…中立の識者“朝日はやっぱり人民日報の東京版ですね”と☚本当かよ。まっ朝日の大罪が虚報で明白な今も“天声人語は何等恥じることなく天の声を演じ続けている”からな。知事選圧勝と言う翁長知事の不遜…嘆かわしい。葉隠“恋の至極は忍恋と見立て申し候”➤私の恋そのもの…。2017/02/05
R
42
著者の哲学を語った本でした。日本についての思うところ、とりわけ沖縄についての論述があり、白梅の塔の発掘発見や、天皇陛下の沖縄行幸のエピソード、沖縄県知事という座についてなど読み応えある内容でした。沖縄については、本当に考えさせられる部分が多くて、一隅からの意見だと感じつつも、この向こうに回る勢力もまた、強い思想を持っていると思えば、どれが正しいとか平行線のまま、ずっとこの状態が続くのではないかと悲しくなってしまった。沖縄とはもはや、そういう土地なのだろうか。2019/08/27