内容説明
関東軍参謀として「満州事変」を主導した石原莞爾は、最終戦争論を唱えたことで知られる。王道を掲げる東洋文明の東亜と覇道を掲げる西洋文明の代表であるアメリカを中心とする連合との戦いで、戦争は極限に達するというのだ。彼の思想の背景には、軍事研究と日蓮信仰が、相携わっていた。戦後は、戦争放棄を唱えた彼の思想の本質とは何か。
目次
はじめに
第一章 真理と正義と世界統一
第二章 戦争と仏教
第三章 最終戦争論
第四章 王道と戦争放棄
おわりに
註
参考文献
附録 石原莞爾 略歴
附録 読書案内
学術文庫版あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
11
軍人としての石原(武の力)、仏教徒としての石原(法の力)は馴染があったが、夫としての石原(愛の力)は新鮮。かかわり/へだたり、攻撃/防御、陸/海、東洋/西洋、殲滅戦/持久戦など多くの二項対立を用いながら石原の思想を分析していく論の展開は面白い。2023/09/21
塩崎ツトム
3
昭和を代表する陰謀家、石原莞爾の思想を考える。彼もまた、己の理論と、愛のために国家をベットしたギャンブラーだったわけで、いくら彼の思想に人間愛があっても、うーん……という感じだ。2017/05/18
司書見習い
2
石原莞爾の思想の裏側に、日蓮宗や妻との関係があった。 彼のように宗教的、あるいは哲学的に戦争を考えたことがないので、非常に突飛に感じた。2018/03/21
まぶたのあるいきもの
2
本書の目的は、石原莞爾の著名な最終戦争論と戦後の戦争放棄論の思想的背景と転向の理由を解説するというもの。 石原の思想的背景を知るための妻の銻とのやり取りや、国柱会との関わり合いについては記述はされていますが、軍部との関係などは基本的には一切書かれていません。 純粋に思想的な内容となっております。 日蓮主義や国柱会の思想から、独自の軍人として戦争に対する考えを融合していき、最終戦争論へと至る道が、詳細に書かれています。 石原の思想だけではなく、国柱会や日蓮主義の考え方もある程度知ることが出来て面白い本です。2017/04/16
μέλισσα
1
石原は天才であるとの評価から、かねてより彼についての著作を垣間見ようとしていたのだが…やはりどうにも彼の才能は私には理解し難い。 末法と最終戦争の議論は独自ではあるが…2025/10/04
-
- 電子書籍
- いつまで(新潮文庫) 新潮文庫
-
- 電子書籍
- 転生したけどステータス「魅力」に全振り…
-
- 電子書籍
- COMIC異世界ハーレム Vol.17…
-
- 電子書籍
- ワケあり兄妹の禁断愛~疫病神令嬢は小悪…
-
- 電子書籍
- 太陽・惑星系と地球 現代地球科学入門シ…




