内容説明
自由な校風で知られる名門の生生学園高校に合格した周一と猛は、入学式早々度肝を抜かれた。身長170センチ、先生ともため口を利いて、辛らつな口調の万年1年生・マミーこと倉地麻美の登場だ。学内一の名物生徒にみんな呆気にとられるが、料理の腕は天才級で、特に彼女の作った特製マミー焼きは誰もが虜になってしまう。そんな彼女の役目は学校内のよろずもめ事解決屋だ。独特のペースでみんなを巻き込んでいくトラブルバスター・マミーの活躍を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
καйυγα
7
年齢不詳の万年落第1年生マミーを中心とした学園もの短篇集。内容はかなり軽い。彼女が作る料理はずば抜けて美味しく、生徒はもちろん先生までも虜にさせる代物。そして学園中の皆から支持され、頼られるおばさん(?)高校生。14つの短篇が納まっており1篇単位のお話はとても短いが、マミーの人柄や不敵さを知ることはどれも容易である。無茶な設定や内容はあるけど、最後は笑ったり心が温まったりする話ばかりで読後は心地良い。「マミー焼きの秘密」がオススメ。人のために何事も成してしまうマミーのようなあたたかい人間になりたいね2015/04/02
えりっく
0
なんか設定が宗田さんぽくないけど面白かった!