内容説明
山口県の常徳小学校に赴任してきた元は、念願の教師となって希望に胸を膨らませていた。だがその希望はやがて戸惑いに変わっていく。しらけ気味でみんなバラバラの生徒たち。自分のことばかり要求する親。そして変化しようとしない教師たち。そんなある日、元は子供たちの前で「川にほたるが飛んだらいいな」といい、子供たちは飛ばそうといい始める。ほたるの飼育に必要なのは熱意ときれいな環境だ。最初は乗り気ではなかった大人たちも、やがて元と子供たちの熱意に打たれ、いっしょにほたるの飼育を手伝うようになる。そしてほたるが放たれる夏が来た……。実話を基にした映画化感動作の小説版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoco
8
映像でぜひ見てみたいなと思いました。宗田さんといえば、ぼくらの七日間戦争、映画を撮った監督も一緒とのこと。同じ小学生でもあの時と今と時代背景や抱えてる問題は大きく変わってることを実感しました。2016/07/30
魂の叫び
4
2004年1月刊行されています。実話を元に書かれています。映画にもなったのですが私は見ようと思いつつまだ見てない…DVD借りなきゃ(汗) これも久しぶりの読み返し。教師とクラスの生徒達とその親達が蛍を飛ばすために… あとは今も問題化している親達についても書いていて尚且その解決案になりそうなヒントもしっかりと書いています。私の中では主人公は生徒の星比加里ちゃんとその母が創った物語です。この小説で納得したフレーズは「今の子どもは一人ではない。みんなマネージャーがついている。それは母親だ。」今は父親も加わっ2015/01/06
たぬ
3
★52016/09/11
FOOT
2
先生の情熱に感動しました。2014/05/25
愛 飢男
2
映画化もされた本ですが、60過ぎたおっさんにはマッチングはちょっと難しい。 内容的に小中学生向けなのかなーと思います。2013/07/02
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