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内容説明
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たくさんの人が行きかう街から、赤道直下の密林、南極の氷原まで、さまざまな場所に鳥はいます。
上空1万メートルを軽々と渡る鳥もいれば、体に毒をたくわえる鳥もいます。
一方で、「概念」を理解して人間と話す鳥、最大4000か所の位置を記憶する鳥、凝った構造物をつくる鳥も。
そんなすごい鳥の秘密と仕組み、身近にいる鳥の意外な事実をつめこんだのが本書です。
美しく楽しげで、少し怖い、鳥の奥深い世界をご案内します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
14
鳥類が賢い事は知っていたが、本能とはいえ遺伝子を残す為にここまでやるのか…と驚いた。鳥と一緒に暮らす日々は長い。家族でありそれぞれ性格が違うのがまた良い。2017/04/18
OHモリ
13
・鳥大好きサイエンスライター細川氏が書いた表題の通りのトリビア本。図書館でたまたま見つけて「おやつ的」に読んだ本。〇指でできることは、くちばしでもできる。指で不可能なことも、尖ったくちばしには可能。必ずしも、指は必要ではない(序章) ・前足=手を翼に進化させて飛ぶ能力を手に入れた代わりに手指を使えなくなって不自由だろうと考えていたが、そう考えれば確かにくちばしは凄い!ブログに続く→https://plaza.rakuten.co.jp/drunk4374books/diary/202106100000/2021/06/10
ボル
12
鳥に関する小ネタ的エピソード。カラスの賢さ。くちばしを上手く使うことによって高い知能ができあがったなど。特に興味を引いたのはカルガモの雛たちは全て同じ大きさで産まれる点。卵を産んでから孵化するまでの各卵のタイムラグを修正すべく雛たちが生まれる時期を調整していると。発育を遅らせたり・早めたりするコントロールを身につけていると。そしてほぼ全部が同時に孵化するという話。 からの中でコツコツと叩き合っているそうな。ウズラも同じとか。驚くべき能力である。 2019/07/22
クナコ
10
初読。サイエンス・ライターによる鳥の特殊な体の構造や生態、進化過程や人間との違いなどを紹介した本。さまざまな種の鳥について広く学べる良書。図版も多く目にも楽しい。そして随所にある鳥の行動や身体構造を解説するためのイラストが構造的に正確でありつつも絶妙に気が抜けていて可愛らしい。これまで数々の鳥の雑学本を読んできたので既知の項目も多かったが、それを差し引いても幅広い知見が得られる面白い本だった。そしてなんたって絵が良い。鳥を楽しむなら形を楽しまなきゃ、と言わんばかりの素敵なイラストばかりだった。2024/07/23
yamakujira
9
鳥についての52編の蘊蓄と9話のコラムは硬軟とりまぜた話題を楽しめる。鼻の穴をなくしたカツオドリとか、鳥の耳は老化しないとか、ハヤブサはタカの仲間じゃないとか、形態学、生態学、分類学など多岐にわたる新知見に感心することしきり。あくびが移るとか、息を止められるとか、他者の視線を追えるとか、人としては当たり前の所作も動物学的には特別なことなんだね。オス同士で子育てするペンギンなんて、2本足で立つ姿からも妙に人間臭く感じてしまう。写真も挿絵も全ページフルカラーだから新書なのに高価だなぁ。 (★★★☆☆)2017/05/29
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