内容説明
音楽の力が患者さんたちを次々に笑顔に変えて行く。医師である私はそのことを目の当たりにして・・・。音楽にかかわる医師として、どうやったら患者さんたちに喜んでもらえるのか、患者さんだけでなくスタッフにとっても身近である私が、彼らが気軽に音楽を楽しむ機会を提供するにはどうしたらよいか、しかも音楽のすばらしさを伝えられる、レベルの高い演奏をするには何をなすべきか。ピアノを再開した理由からなぜ今これほどまでにピアノが弾きたいのか。音楽と患者さんに対する想いがこもった一冊です。
目次
●プロローグ
●第1章 ピアノ再開の理由「鍵盤を離れて幾年月の私が、なんで今さらピアノを?」
●第2章 「音楽の力」― 2度目のコンサート ―
●第3章 「勝子さんからの宿題」
●第4章 「ここに幸あり」
●第5章 「娘の思い」
●第6章 秋のコンサート ― 長寿を祝う会「秋の夕日に照る山、もみじ」
●第7章 「ハッピーバースデー」
●第8章 「“ナースコール”のメロディーって本当はこんなにすてき」
●エピローグ