内容説明
岐阜~名古屋~豊橋間の名古屋都市圏において、優位にあった私鉄から盟主の座を奪取した国鉄117系近郊型電車にスポットをあて、東海地区における誕生から発展、”名古屋の電車の雄”に躍り出るまでの変遷を貴重な写真を多用して紹介する。
快速列車の先駆けとなった80系、153・165系電車はもとより、117系の後継車である現在の313系に至る車両の系譜とダイヤの変遷も回顧。
117系が初めて登場した関西地区の東海道本線の新快速時代から、JR西日本各エリアで現在も活躍する車両を路線別に解説。
関西本線・参宮線で活躍するDC快速「みえ」も合わせて掲載し、名古屋都市圏の快速運転の歴史を総括的にたどる。
※この電子書籍は2016年11月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部内容を変更している場合があります
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいそ
6
117系を中心に中京の快速列車の話。117系は豊橋でヒルネしているのはよく見かけたが、国鉄新快速色で名古屋を走っていたのは知らなかったし、2014年で全部廃車になっていたのも知らなかった。また、117系投入前の「汽車」ダイヤはかなり驚かされた。JR西日本の117系の動向も知ることができた。実家に帰ると見られる青緑の117系は、しばらく見ることができそうだ。一方で、めったに行かないのでどうでもいいのだが、京都あたりのモスグリーンのはあまり目にしたくないです。2017/01/29
えすてい
3
関西圏と名古屋圏で昭和50年代に私鉄に対抗するために登場した快速用近郊型電車117系。そのうち主としてJR東海に継承された名古屋圏に特化した内容だが、今も残るJR西日本車両についても記述。117系だけにとどまらず、名古屋圏の国鉄快速列車の変遷・キハ58系快速「みえ」・キハ75系などの紹介ページもある。117系本というよりかは、本全般をめくっていくと分かるけど、名鉄に対抗するために117系が築いたJR東海の快速列車網と近郊用車両についてという感じの本。2016/12/05
Ryuji Saito
0
2017年28冊目 2017/04/04