内容説明
宇宙飛行士・松本悠美は、米露の飛行士たちと国際宇宙ステーション「ISS」に滞在し、多くの国が参加している一大プロジャクトにかかわる。そんな中、日本開発の「きぼう」に爆弾が仕掛けられたという驚愕の事実が判明する。420トンの塊が天から降ってくる人類史上最悪の危機。テロ犯が企む真の目的、飛行士6名の運命はいかに。長年宇宙プロジェクトに携わってきた著者が描く、壮大で果てしない長編スペクタクルミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まちゃ
66
国際宇宙ステーション「ISS」に仕掛けられた爆弾。想定外の危機に立ち向かう日米露の宇宙飛行士と地上サポート要員たちの手に汗握るクライシス・サスペンス。日本の宇宙開発の状況も絡め、とても面白かったです。2017/05/27
ゆみねこ
64
国際宇宙ステーションISSにロシアのバイコヌール基地から補給船によって実験材料が運ばれた。何者かによってその中に仕掛けられた爆弾。チェチェンの過激派による人質との交換が条件。日米露の6人の宇宙飛行士の運命は?ハラハラドキドキしながら読了しました。2017/04/22
あっちゃん
24
ISSに爆弾?というテロものですが、お気にいりの作家さんなので読んでみた!宇宙ものは好きなのだけど、今回はテロなので政治的な部分が多くて、ちょっと苦手モード(笑)それでも、ISSの興味深い所もあってナルホド(  ̄▽ ̄)2017/07/13
なな
22
んーーー。ちょっと好みではない。途中で断念。2024/02/04
リノン
19
以前、JAXAで実寸大模型のISSのきぼうを見ました!宇宙空間で高速移動しているISSでテロが起きる・・・。アメリカ、ロシア、日本の宇宙飛行士達が巻き込まれ、国際的にも国内的にも解決が一筋縄ではいかない様子にヤキモキしました。しかし、ラストはもやもや。確かに高額な税金をかけている宇宙事業ですが、一部(多数?)から不要と切り捨てられる存在であることが残念。宇宙への夢や希望はお金にはならないけど、未知の科学、医療の発展を応援したい気持ちは大事にしたいと思います。年末にISSに金井宇宙飛行士が参加する予定。2017/08/26