電撃文庫<br> 閃光少女 名もなき光のアイリ

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電撃文庫
閃光少女 名もなき光のアイリ

  • ISBN:9784048651363

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内容説明

「……私は、大切な人を探している」 両親と離れ、叔父のもとで剣の修業に励むコウキが出会ったのは、世間知らずでワイルドで、でもどこか気高き少女、アイリだった。 異常気象と大不況により電力がとても貴重となった世界で、アイリは“光”を生み出す力を持っており、しかしそれにより数奇な運命に翻弄されていた。 その運命はコウキの秘められた目的とも絡みあっていて――。 二人の出会いは新たなる冒険のはじまりを告げる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

30
異常気象と大不況により電力を牛耳るものが全てとなった世界で、叔父の下で剣の修行に励む主人公・コウキの運命は"光"を生み出す少女アイリと出会う事で動き出す…な話。イラスト、キャラクターは結構良かったけど、肝心の話が微妙。序盤は大して話が動かないので退屈だし、物語が動き出す中盤以降は駆け足気味なせいで盛り上がれずと色々と残念でした。設定を色々詰め込み過ぎたせいで一つ一つの扱いが雑なんですよね。電力が重要な世界なんだからもう少しそこら辺を重視した展開にしれくたら良かったかな。次回作に期待。2015/05/12

中性色

25
んー……んー……?最後の終わり方を見るに作者自身は連作を考えているんだろうか?それにしたってもうちょい引き込む要素が欲しかったかなぁ。敵の正体とかそんな土壇場で明かされても、もうちょい早ければ重みも違ったんじゃないかなぁ。登場キャラそれぞれに暗い過去があるのはいいとして、それが全然いかせてないからなぁ。あくまで連作予定で今後それを活かすつもりなのかは知らんけど。キャラ的にはケイマとマキが好み。2015/05/21

のれん

9
【酷評】 打ち切りっぽい感じだけれど、ハッキリ言うと打ち切りも納得感ある1巻。 電気不足に悩まされた世界で、電機業界を寡占し世界を支配する企業。ディストピアとSF感があるが、そこら辺はフワッとしてる感じ。では時代と逆行する宗教政治がメインかなと思えばそこも途中からスルー。 最終的には父親からの因縁が渦巻き、スターウォーズみたいな殺陣したり、なんか散らかってるなぁという展開が目につく。 設定は王道感出せると思うが映えない感じが強い。作者的にはあんま書きたくない設定群だったのかもしれない。2021/08/11

サキイカスルメ

9
お、おう……。父を亡くし、母とも離れ離れになってしまったコウキが不思議な少女アイリに出会って始まるお話。こんなに伏線が回収されないとは思わなかったので、驚いてしまいました。結局黒幕の組織のことはよくわからないですし、なんかモヤモヤ。ちょっと詰め込まれ過ぎていたのか、ハルナとか後半全く出てこなかったのも、うーむ。もう少し交流があってからの事件だった方がよかったのかなぁ、なんて。私には合わなかったようで、残念です。2015/05/15

オオトリちゃん

8
謎の異常気象と大不況に喘ぐ国民がいる中で利権を独占する大企業とか、影で暗躍する胡散臭い宗教集団とか、閉塞感に満ちた舞台構造はスキーだけど、その舞台へのアプローチの問題かな?設定を詰めるタイプにありがちの欠点か、序盤説明に費やしすぎて話が殆ど動かないし、キャラクターの設定を描写するので精一杯で心情を捉える余裕がない感じね。後は駆け足で息も絶え絶えで何とか一巻終わり。一巻とは言え伏線撒きばかりで締めてしまったぞ?ばら撒きは政治の世界だけにしちくれ。2巻以降キャラクターと設定うまく整うにしても買う気起きんなぁ。2015/05/13

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