内容説明
目を覚ますと、世界は真っ暗闇だった。 唯一わかったのは、自分が拘束されている、ということだけ。やっと慣れてきた目をこらすと、眼前にはなぜか腕組み仁王立ち少女。 撃路崎真咲、と名乗る彼女は、何かしら企んでいるようで、かいつまんで言うなら、密室での濃密プレイをご所望だった。「ぷ、ぷれいってなんですか!? そんなんじゃありません!」 「いやだって俺縛られてるしあんたスカート脱いで下半身丸出しだし」 「そ、それは間違ってないですけど。間違ってないですけど!!」 「だろ? っておい馬鹿、ちょ、あぶな……!!」 俺は、ここからいつ出られるんだろうな。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KEI
16
購入。来たっ!これは来たぞ!!メチャクチャ面白かった!!!先月読んだ「泣空ヒツギの死者蘇生学」からなんと2年経っているらしい。その間に越前魔太郎でも1冊書いているみたいだが。 前作でも軽快な会話劇が非常に良かったが、人死に無し、異能バトル無し、ヤンデレ無しの、ラブコメのおかげか、それがパワーアップしている。そして、ヒロインである撃路埼真咲の残念っぷりがハンパない。やることなすこと全てが残念。そしてそれをフォローする主人公とのやりとりでニヤニヤが止まらない。続きはコメで2010/11/06
中性色
12
お前の姉は一体何なんだよ……。しかし、前作からがらっと方向性を変えてきたなぁ。ギャグ的なかけ合いやパロネタが多くてすらすら読めたけど、読了後にストーリー的に何か残ったかというと、その、ない。どれだけキャラクターに入れ込めるかの勝負だった感じ。つまらなくはないけど、なんか物足りないような、あとがきの薄味というのが良くわかる仕上がりになってるかな。2014/09/25
朝夜
5
再読。なぜこの作者は続きを書かないのか…まぁ、この作品が続かないのは理解できますが(マテ それにしても姉が不遇すぎる2013/10/31
asetonn
5
真咲と仲良くなった時点で実際もう姉には勝利しているんじゃないでしょうか。真咲がいちいち可愛い。しかし姉の挿絵は…?2010/11/15
47
5
こういう作品はキャラクターを好きになれるかどうかにかかっている、と思うのだが……大好きだ!惚れた!そしてまたイラストもいい仕事してますなー。ホクホク。2010/11/09