内容説明
自分の中に「答え」はある。 この世には、自分にしかできないことがある。 「なぜ生きるのか?」と考える前にそれを自覚せよ。 数々の修羅場を乗り越え「雀鬼」となった著者がその苛烈な半生を振り返り、生きる意味を問う。 ●「問い」が見つかれば答えはいらない ●目標を持つから、人は自由でいられなくなる ●「すみません」で終わると、「すみません」は繰り返される ●人間の本質は思想より、動作に表れる 稀代の雀士として「20年間無敗」など数々の伝説を残した著者が、この世に遺す教えとは? その凄まじい半生から生まれた思想を50の「格言」としてわかりやすくまとめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
時次郎
5
よく聴いているラジオ番組でピーター・バラカン氏が推薦していたので、読んでみました。桜井章一氏の著書はかなり以前、雀鬼が流行った頃によく読んでいたので氏に関する予備知識はありました。内容は、なるほど!と思う部分もあったが、全体的には今ひとつという感想です。期待が大きすぎたせいかもしれません。2016/02/13
ひとまろ
3
腹にストン。2017/04/29
mope
2
「感覚がひとつひとつ閉じていくのを感じる」「捨てるものも失うものもすべてなくなったときが死なのだろう」という言葉が刺さりました。2018/02/03
イカカイガカ
1
「なるほど、面白い考え方だな」と思う言葉と、「己の内から出てきたもののようで、案外と既存のメディアなどの思想から出てきたような言葉だな」と思うものと、両方あった。あとがきの最後の一文は余韻が残るもので良かった。〈星座が発見できなくたって一向に構いやしない。「夜空を見上げる」、その行為にこそ意味があるのだから。〉2016/02/04
Hayato
0
全く著者のことは知らなかったけれど、読みたいテーマな気がしたので、ジャケ買い。共感できたのは、「夢は掴まない」という章。必死に取りに行こうとすると全然うまくいかないことがあって。そういうときは肩に力が入りすぎて、自然や生ものの流れに身を置けていない。もちろん、計画はあってもいいけれど、そこを軌道修正して、今日のベストはこのくらいかなとか。今日はうまくいかないな。と、まずは全てを握りしめようとしてこぼれ落としていく自分を捨てて、「夢に触れる」という感覚で、触れることそのもの。過程そのものをもっと楽しみたい。2016/12/08