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内容説明
懐かしいのに、新しい。団地マンガの新星、デビュー! 舞台は建て替えが進み、新旧入り混じった景色が広がる、とある団地。大人とこども、自由と不自由、孤独とぬくもり。数多の窓、数多のドアの向こうにある、それぞれの生活――。 「今年の花火」結婚を機にこの団地に住まい始めた若い夫婦の、初めての夏、2度目の花火 「夜を歩く」最終電車を降り損ねた若きサラリーマン。団地に帰るまでの、長い長い夜の散歩 「わたしの団地」数年ぶりに訪れた男やもめの父の家。すっかり様変わりした団地の姿に、娘はなにを想う? 他、そこに住む人々のささやかな日常を丁寧に切り取った四季折々の12編。描き下ろし4Pも加えた、オムニバス短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sachi
27
団地に暮らす人々の日常。12編のオムニバス短編集。しみじみ良かった。大人から子供まで、様々な年齢の人達のささやかな毎日の1コマ。グッときます。毎日にちょっと疲れてる時なんかにおすすめしたくなる1冊です。ほっこり。2017/01/16
akihiko810/アカウント移行中
12
古本漫画。団地に住まう人々を描いた短編集。6.5点 団地を舞台に、いろいろな人の人生が描かれているが、漫画作品としては「普通」な出来かと思う。なんてことのない日常を描きたかったのかもしれないが 2020/07/11
ブラフ
12
ひとつの団地の、いろんな人たちの話。団地に住んだことはないけど、アパートよりも団地の方が住民同士の繋がりは強いというか深いというか、そんなイメージがある。あと、年齢層が老若男女様々。そんな団地ならではの何気なかったり、ほっこりしたりする話。1000の窓、1000の扉というように、まさに千差万別の団地ショート集。2019/07/14
bluemint
12
良いじゃないか。どれもこれも。心に踏み込み過ぎず、その一歩手前でさらりと終わらせる。ストリートダンスの青年とおばあさんの話、再会した時避けていたおばあさんのリクエストにすぐ応じたのは「ババアはすぐ死ぬ」からか。おまけの、登場人物皆がそれぞれ同じ花火を見るシーン、余韻の残るエンディングだった。日曜日の午後、いい気持ちで読み終えた。2018/03/17
ごま
12
Webで第1話を見てすっかり気に入ったので、書籍化を楽しみにしてました。オムニバス12編。高校生とおばあちゃんの話、いつもひとりのおじいちゃんの話がお気に入り。団地に住む人たちの何気ない日常、ほんの少しの繋がりを覗くことが、なぜこんなに心地よいのだろう。じんわりくるなぁ。作家買い決定です。2017/01/21