内容説明
鬼小町の異名を持つ女剣士「さな」
天衣無縫のうわばみ女「りょう」
二人が挑むは幕末最大の謎
「坂本龍馬暗殺事件」
女の一分、立たせていただく!
明治6年(1873年)秋。江戸城掘端に近い桶町の、北辰一刀流千葉道場を訪れた一人の女によって道場主の娘「さな」の災厄は始まった。女はかつてこの道場に通った土佐藩士、坂本龍馬の妻「りょう」と名乗ったが、さなはその龍馬の許嫁だったからだ。決して出会ってはならない二人の女が出会い、やがて、維新の闇に隠された事件の謎と巨大な陰謀が浮かび上がってくる。反目し合いながらも共に真相を追う、二人の前に現れた意外な黒幕の正体とは!?
圧倒的な迫力と疾走感で描かれるエンタテインメント時代小説、ここに誕生!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
65
坂本龍馬の妻・りょうと、龍馬の許嫁だった千葉道場の娘・さな。勝気な2人の女が、お互い反目しながらも龍馬暗殺の真相を追う…。軽いエンタメ小説と思いきや、意外としっかりしたミステリー。日本史上の謎とされる龍馬暗殺の真犯人に迫る展開はなかなか面白かったです。作者は小説を描くのは初めてということですが、漫画原作の出身ということで、文章も映像的な感じがします。構成もさすがに巧い。表紙の絵は沙村広明さん。2017/09/22
真理そら
30
坂本龍馬の許嫁・佐奈と妻・りょうが結果的に協力して龍馬暗殺の真の犯人を捜す物語。佐奈が実在した鬼小町だけに、美女剣士好きにはたまらない一冊。育ちも価値観も全く違うおりょうに振り回される純情で不器用な佐奈がかわいい。片袖を勝手に燃やすおりょうもかわいい。2018/10/14
紅香
27
この危険極まりない出来事は一通の手紙から始まった。龍馬を殺したのは誰?。。さなとりょう。坂本龍馬の許嫁と妻が並んでタイトルになっていたら、龍馬好きな私も気になって仕方がない。変な女なら許さないと思っていたことも全ては杞憂。二人とも龍馬に愛されてしかるべし志を受け継いで、物語の中を颯爽と生きていた。もしも二人が実際に出会っていたら、本当にこんな会話をしてそうで楽しい。二人のカッコ良さに龍馬も影を薄める。『あんたが龍馬の私情を虫けらみたいに押し潰して守りたかった大義って何やねん』今年気になる作家さんNo.1!2017/09/14
マムみかん(*ほぼ一言感想*)
27
大河ドラマ『龍馬伝』の後日譚という感じでした。 漫画原作を手掛けていただけあって、とてもページターナー! ラストに胸キュン(笑)。 ぜひNHK でスペシャルドラマ化してほしいな~☆2017/05/23
佐藤
23
入院中。坂本龍馬を中心にした物語で読みやすく面白い。 あまりにも有名な登場人物や経緯を、調べながら読んでいくと坂本龍馬の魅力もさらに強くなりました。さなとりょうの正反対の女性を虜にしてしまう坂本龍馬!すごいな!2018/12/27
-
- 電子書籍
- 異世界でスキルを解体したらチートな嫁が…
-
- 電子書籍
- 文章術 ―「伝わる書き方」の練習 角…