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内容説明
●ビジネスに必勝法は存在しない
成功は十社十色で、一つひとつの成功はユニーク(独自)です。したがって、成功をパターン化はできないし、他社の成功をモノマネしても成功しません。 一方、陥りがちな共通の失敗は多く、ある程度パターン化できます。 そうだとすると、成功から学ぶことも重要ですが、失敗から学ぶことにも意味があるのではないでしょうか。世の中では成功例の方が華やかで人気がありますが、同じくらい、あるいはそれ以上に失敗から学ぶことが重要です。「これをやってしまえばほぼ間違いなく失敗する、したがってこれをやってはいけない」という地雷は驚くほど共通で、しかも驚くほど当たり前のことです。ところが、あまりにも多くの企業がこの分かりきった地雷を踏んで自滅しているのです。
また、斬新な戦略も、地道に地雷を回避し、当たり前のことをきっちり行う先に見えてくるものです。
どこにどのような地雷があるかを明確に意識して、丁寧に地雷を避けてビジネスをおこなえば、少なくとも「失敗しないビジネス」、あるいは「成功確率を上げるビジネス」はできます。本書はそのための方法を、多くの事例とボストン・コンサルティング・グループで数多くの経営者と問題解決に挑んだ経験を踏まえて明らかにするものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
23
多様な具体例がたくさん使われててわかりやすく、名手の講演を聞いてるよう。◇<成功は真似できないオリジナルだが失敗はいくつかのパターンにおさまる、それ教えるから頑張って地雷を避けなさい>結論のように見えるこれ、実は「撒き餌」。どうリスクを避ければいいかのノウハウを知るために読み始めた人が、いつしか、リスクをとってチャレンジしようと思う、そんな風に導きたいというのがきっと著者の意図。熟練のコンサルだった著者だけに、この本自体、リアルなターゲティングに基づいて狙いとゴールを定め、徹底した商品なんじゃなかろうか。2014/12/07
わたなべたけし
14
「ビジネスにおいて何故失敗するのか?」を、いくつかの事例を引き合いに、体系立てて説明した内容。もちろん、その先には成功という目的がある。 書かれた内容は大変分かりやすく、理解しやすい。自社の置かれた立場を思い浮かべながら読むと、きっと多くの気づきが得られると感じる。 しかし、残念ながら事例研究がやや浅い印象。一次情報が少なく、他の本からの引用が多いためだと思う。2015/03/17
templecity
8
経営判断は、先を読まなければならない。予測が外れることも念頭に置いて、撤退要件も考えておく。先行者優位の場合もあるので、どのタイミングで参入するかもポイント。他社と同じことをやっていては価格競争に巻き込まれるだけ。成功していても変化を読み取らなければならない。数字でしっかり市場やインパクトなりを抑えておかねばならない。最後、プランを立てたら徹底的に実行する。実行が中途半端で失敗した例は数多くある。2018/08/28
いぐ
4
日々の仕事の中で「あるある」ばかり。なんでそんな立派な肩書きを持ってるのにこんなことも気づかないのだろう。そっとこの本をその方のデスクに置いておきたくなった。失敗を失敗と認めること。振り返って何故失敗したかを分析し、学習すること。当たり前のことを当たり前にすること。書くのは簡単だけど、実践は難しいものなのだろうか?2021/11/16
しばにゃん
4
[図書館レンタル]ビジネスというのは、同質競争では競合度合いが強まり利益が上がらず失敗しやすく、逆に差別化を狙えば自社にとって不慣れなことなので成功確率が上がらず、これまた失敗しやすい。畢竟どちらに行っても失敗するものだ というのが本書の考え。どうするべきか?といえば、成功には運もあるが、失敗にはパターン化された理屈があるので「失敗に繋がる致命的な地雷」を踏まないようにしようと提言。踏んではいけない地雷チェックリストが記載されているので、一読の価値あり。行動至上主義が蔓延している当社には学びが多かった。2021/08/12
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