新潮選書<br> インドネシア イスラーム大国の変貌―躍進がもたらす新たな危機―

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新潮選書
インドネシア イスラーム大国の変貌―躍進がもたらす新たな危機―

  • 著者名:小川忠【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 新潮社(2017/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106037924

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内容説明

力強い経済成長、加速するイスラーム化、テロの脅威など、変貌著しいインドネシア。世界が「イスラームとどう向き合うか?」という重要課題に頭を抱える中、資本主義経済とイスラーム的価値を融和させ、かつ、多宗教/多民族の共生をめざすこの国の重要性は増すばかり。日本の未来をも占う、インドネシアの現在を徹底分析!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

10
人口比率でいえば世界に冠たるイスラム大国であるインドネシアの現在と未来が書かれています。群島国家であることで文化・政治的な統一に遅れをとっていますが海洋資源もあり、海洋の要衝でもあることから国際的な地位はもっと上がりそうですね。テロがなければ。2018/12/16

じろう

2
なんか読んでて外交官か政府関連組織出身者じゃないかと思ったら国際交流基金の人。いろいろインドネシアの勉強になるんだけど批判は絶対しないとか踏み込みが足らないような気がする。海外関連本は企業出身者は経験が面白いときもあるのだが分析が浅い気もする。学者かジャーナリストが書く本にはだいたい批判も分析もある。インドネシアについては倉沢愛子さんの本が面白かったかなあ。大使上がりもいい本を書く人がいる。2022/08/26

kincyan

2
ISやアルカイーダのテロが、全世界をゆるがしている。これらの主義は単に不満のはけ口に利用されているだけなのか、もしくはその原理主義は本物なのか。テロを防ぐためにイスラム社会は何か対策をとっているのか。このあたりのことは、日本のマスコミ報道や日本語のネット情報ではうかがい知れない。事件が発生時の報道は、欧米寄り報道中心で、深く切り込んだものが少ない。この本はインドネシアの国情とイスラームの関係を述べているが、その延長線上にイスラームへの理解と世界で起こっているテロやその対策への考察が覗えて、誠に興味深い。 2017/01/17

かーんたや

1
けっこう力作やった。たぶん2度の駐在経て集大成的意識で書いたかんじ。行く前に読めてよかった。宗教教育や多文化主義関連の本も買ってこよう思った。人気ある日本文化がAKBって、元AKBがAV女優なってるのとか知ってるのかな?ポルノ厳禁のイスラム教と大いに矛盾感じるが。もっとイスラムの価値に合う日本文化ないんか、日本の価値に合うインドネシア文化ないんか、探してこよう。2018/10/25

よしださいめい

1
現代のインドネシアとイスラム教の関係を知る上で、役に立つ本の中の1冊。国際旺盛と「穏健なイスラーム」を掲げるインドネシアの政治・外交・文化をなどを知ることができた。2017/02/24

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