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内容説明
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数多く存在するフランスの地方菓子から、118種類を取り上げて、その歴史背景や、名前の由来、お菓子とともに語られている物語について紹介。
フランスには地域ごとに、その風土を活かした素朴なお菓子があります。
たとえば、日本ではおなじみのマカロン。実は8世紀にイタリアで作られたのが最初だといわれています。その後フランスに伝わり、当初は1枚の焼き菓子でした。それがパリで発展し、鮮やかな色に着色されてクリームを挟み、今の形「マカロン・パリジャン」として世界中に広まりました。
ただパリ以外の地域では、今でも1枚のままの、焼きっぱなしで素朴なものがほとんど。その種類は場所ごとに異なります。
「マカロン」と一口にいっても、地域ごとに違った味わいに出合えるフランス菓子。それは甘く、とても奥深い世界です。
本書では、数多く存在するフランスの地方菓子から、118種類を取り上げて、その歴史背景や、名前の由来、お菓子とともに語られている物語について紹介。そのほかに、地方の特徴や食文化、そして現地で出会ったお菓子の写真、使用する生地やクリーム、材料などもあわせてお伝えします。
巻末にはお菓子レシピもセレクトして掲載しています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
21
題名通りなのだけど、ひとつひとつの解説が丁寧かつ分かりやすく、ストーリーを感じさせる内容で読み応えがあった。郷土菓子にはそれぞれ背負ってきた歴史の背景があることが分かる簡潔な解説文と美しい写真が添えられて、親切な構成とクオリティが高い一冊で、単なるお菓子の紹介本と思って手を出したらびっくりします。面白かったです。2017/07/05
おくらさん
14
フランス菓子の歴史は本当に魅力的だ。代々引き継がれるクッキーの木型。ステキな文化だ。知れば知るほど、お菓子が愛おしくなる。そして作る人しか知らない香りは、幸せの香りそのもの。 クリームの相関図はクレームパティシエールを中心に合わせるものによって名前が変わるのがワクワクしてしょうがない。 手間をかける楽しさは、ココロの豊かさのような気がするなあ。 2017/05/24
元気伊勢子
8
どのお菓子も美味しそうだった。フランスのお菓子は、華やかなイメージが強かったからこんなにシンプルなお菓子も種類がたくさんあったのかと驚きだった。2021/09/19
ひお
6
ぜひ一度は食してみたい、お菓子に焦点充てて小説一本書きたくなるくらいいろんなお菓子が紹介されています。レシピも歴史もいろいろな視点で 空腹時には閲覧注意w2017/05/30
ソバージュ
3
「郷土菓子を食べまくる」を今旅の目的の1つに掲げていたのに積読本のまま忘れていた。レシピは11(作らない私にはOK!)、100以上のフランス地方菓子が写真、生地材料、生まれた由来背景、地図・・紹介されている。NHKの語学番組で紹介されたリヨンのブリオッシュはシチリア島の伝説で乳房を型どった物(美味い‼)、イタリア菓子と思っていたババはポーランド発祥だそう(ラム酒たっぷり大好物)、どうしても緑色がどぎつくて買えなかったリヨンのマジパン菓子は風味や由来を読み後悔の念。どれも1口でよいから食してみたい!!2019/04/02