内容説明
“原発ゼロ”を日本政府が表明したことから、パク・ギムル国連事務総長は、高速増殖炉“もんじゅ”貯蔵のプルトニウムの国連管理を提唱し、常任理事会はこれを承認した。日本の核平和利用という神話は崩壊し、突然、潜在的核武装大国とされたのだ! 同じ頃、航空自衛隊のF15イーグルが戦闘訓練中のミサイル誤射により行方不明に。事故か、武装日本への牽制か――書下ろし国際謀略巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
146
この作家さん、若い女の子が好きなんだな。absintheも若い女の子は大好きだ。ところで、リアリティについてはともかく、こんな作戦も無理すれば可能だろうか。日本の防衛意識も変わらないといけないのかな。最後はついつい応援したくなる。楽しい読書だった。2019/01/16
ユザキ部長
57
「ちょっと待ってて!今忙しい!」政府専用機を追うF15Jイーグルから謎なアルトの若い女の声。。原発問題、集団的自衛権、防衛省機密漏洩、TPP、反政府デモ、歪んだ歴史認識、捏造、反日、中国共産党、工作員、偽装漁船、領空侵犯、尖閣、その他モロモロ、AKB総選挙に到るまで(笑)揶揄して相変わらず面白い。内政干渉はなはだしく怒りを覚えるが日本の防衛力、危機管理の脆弱性を思うと情けなくなる。2014/11/13
クロスボーン
21
肩が凝らなくて楽しい本。主人公(アイドル?)がバッタバッタと相手を切りまくる痛快時代劇の様な展開。妹の乗る旅客機(政府専用機)に襲い掛かる敵を片っ端から撃ち落とす。読みながらついつい応援してしまう。がんばれF15!、がんばれ自衛隊!2020/09/30
Åκ
12
期待を裏切って、楽しめました。頭から、いきなりの展開!文章にスピード感があって、スラスラ読めました。先に中国に関する本を読んだせいか、どの国の陰謀だ?と思いながらハラハラさせられました。これって、現実に起きても決しておかしくないSTORYですね。都合よく発言を変える政治家が出てきますが、まるで、あの議員のようでした(笑)。2019/10/14
micky
9
かなり分厚い小説ですが、超速読、あっという間に読めます。よくある軍事サスペンスですが、なかなか話の展開が面白い。又、国連敵国条項や、もんじゅのプルトニウム等「へ~そうなんだ~」的な新情報があったりでかなり楽しめます。2020/07/19