内容説明
よく生きることと、よく死ぬことは、同じこと。
在宅介護、延命治療、夫婦の絆……。
夫との最後の日々が教えてくれた、人生の真実。
「ガンの夫を家で看取った。夫はわたしの腕の中で息をひきとった。それだけがこの本を書き始めるきっかけである。それは静かな最期であり、わたしに残ったのは感謝と明るさだけだった」――末期ガンを宣告された著者の夫は、積極的な治療は受けず、最後の日々を自宅で過ごすことを望む。本書はその2年間の看取りの記録である。医師との関係、痛み、お金など、多くの人がぶつかる在宅介護の問題をどうクリアしたのか? 出産のあり方を研究してきた著者が人の死に向き合ったとき、見えてきたものは何か? 誰もが直面する介護・終末期医療の問題の実践的教科書であるとともに、逝く者と看取る者がともに満たされて過ごす、豊かな死と生を描く感動の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AYA
4
家で大事な家族の最期を看取ることができる幸せ。病院で最期を迎えるのではなくて、家に帰れてよかった。 ただ病気について何にもわかっていなかったことが、今になってわかる。2017/07/24
mogihideyuki
2
著者がガンの夫を家で看取った、その道すじ。身体知は三世代で失われるという。わずか数十年のあいだに出産が医療化されたことで誰も一人で産むことができなくなった。おそらく、死にゆく人を身内だけで見送ることも、間もなく失われた記憶になる。公衆衛生学の研究者であり、現代医学の限界をよく知っている著者は、しかし現在の医療保険と介護保険は家で看取るために十分なサポートを与えてくれるという。健康観、身体観が食い違うことも多い夫と、その都度ベストなやり方を選んでいくその過程。続2017/09/29
れいん。
1
ここに書かれていることよりもっと過酷な介護をされている人もいるのだろうなと思いました。でも家族が死へ向かってゆくのをそばで見続けるのはつらいし、自宅で介護をして最期を看取るのは凄いこと。人それぞれに思いとか考えがあるから、どれが一番ということではなく、自宅でも病院でも施設でも本人が望んだところで最期を迎えることができたらいい。それが幸せかな。2018/02/02
Yoshiyuki Usui
1
フランスベッド、ポータブルトイレ、帝人の在宅酸素、麻薬、ひとりでできない出産と死、汲み取りトイレ、 医療保険制度、介護ヘルパーさん、痛みのことなど、詳しく書かれています。 24時間つながる家庭医を持つということは、心強いと思います。 先生のご本は、今の日本の医療介護状況を正確に表現していて、一般の人々に非常に役に立つ本だと思います。 2017/08/23
Yoshiyuki Usui
0
フランスベッド、ポータブルトイレ、帝人の在宅酸素、麻薬、ひとりでできない出産と死、汲み取りトイレ、 医療保険制度、介護ヘルパーさん、痛みのことなど、詳しく書かれています。 24時間つながる家庭医を持つということは、心強いと思います。 先生のご本は、今の日本の医療介護状況を正確に表現していて、一般の人々に非常に役に立つ本だと思います。 2017/08/23