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内容説明
「私」は野良猫。数年生きて消える猫。孤高を守るものも、寄り添う者も気ままに暮らすその先に、過酷な日々が待っている。それでも本能のままに走り、叫び、喰い、懸命に産み育てていく。やがて「私」は……。短い命に痛いほど鮮烈な「生」を映し出す、衝撃の猫物語!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
30
よくある癒される系ネコマンガとは対極にあるような壮絶なネコの物語。読んでてかなり苦しい。2015/02/05
多田幾多
21
この漫画で描かれるのは、ほのぼのした猫漫画や感動系の漫画でもない。野良猫という、残酷で無慈悲で、容赦のない漫画だ。猫ってこんなに汚くてぐちゃぐちゃだっけ?と思った。が、コレが本来の、本当の猫のあるべき姿なのだ。「私」が美しっぽの仔猫を育てる処。糞尿を垂れ流し、自分の腹を引き裂き仔猫にすわせるところは、まさに意地でも生きようと、生かせようとする母親の姿だ。そして「私」が死ぬ間際、ハナクソに向かって「そだてるんだ」という言葉は、自分の子供を無くし、美しっぽの仔猫を亡くした「母親」だからこそ感じる重みある言葉だ2013/06/29
よしゆき
7
これが野良猫の現実なのだろうか・・・。衝撃的な作品だった。2013/06/30
こげぱん
7
webで読んでいて展開もしっていたのですが、ブログのほうに「ラストがちょっとちがう&おまけまんがあり」と書いてあったので購入しました。とても残酷で痛々しい展開だけどでもこれが野良として生きる猫たちの現実なのかもしれない…子猫たちを必死に生かそうとする母の生き様がとてもリアルに感じられました。飼い猫ポンタの陽気な姿に心が少しほっこりしました。きみはずっとそのままでいてね2013/06/30
yakinori
5
野良として生きることの厳しさをあらためて感じた。飼うことも捨てることも、都合よくエサだけやることも、つかまえて去勢してはなすことも、全ては人間の勝手。2015/08/08