内容説明
塚原宗八郎は五十半ばの元御家人。駆込み宿に持ち込まれる揉め事の仲裁で糊口をしのぐ日々。ある夜、御庭番が手裏剣で殺された。大名家の揉め事を調査している最中、忍び集団「闇蜘蛛」に襲われたらしい。石垣藩の江戸藩邸では家老と年寄が対立している。私腹を肥やし悪事を謀る年寄が暗殺の黒幕のようだ。幕府の依頼で真相をさぐる宗八郎ら御助け人に、闇蜘蛛や剣豪が次々と闘いを挑む!痛快な剣豪ミステリ。
目次
第一章 闇蜘蛛
第二章 廻船問屋
第三章 訊問
第四章 攻防
第五章 死闘
第六章 陽炎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
93
駆込み宿 影始末「かげろう妖剣」5巻。石垣藩の家老と年寄の対立が御庭番を巻き込んでの抗争に、宗八郎を中心に神谷、平次、作久が活躍し無事解決を計る霞さん大活躍、安定していますね鳥羽作品。2017/07/08
ぶんぶん
15
【図書館】駆け込み宿 影始末シリーズ、第5巻。 ますます陰謀の手口は巧妙になる、でも、捕えて口を割らせるストーリーが多くなって来たな。 そうでもしないと解決には行き着かないとは思うけど・・・今回は、家老と年寄が陰謀を図り、手先に「闇蜘蛛」と称する忍者集団が暗躍するストーリー。 果たして、黒幕までたどり着けるのか、宗八郎の剛剣で立ち向かえるのか。 今回も「霞」が大活躍、お庭番として利用しているだけでなく、もっと活用する立ち位置があるのではと思う。 仲間入りも直ぐだと思いたい。 鳥羽亮、ますますの健筆を祈る。2020/01/30
クジラ
1
今回は,陽炎の剣の遣い手との戦い。勝負は最終版までもつれたが,最後には正義が勝つ。安心感が堪らない。2021/05/06
犀門
1
#031★★★☆☆2018/02/14
Masayoshi Arakawa
0
20180119108 読了。2018/01/19