ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか?

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ドライバーレス革命 自動運転車の普及で世界はどう変わるか?

  • ISBN:9784822251956

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内容説明

来たるべき自動運転車社会のインパクト、最新技術を丁寧に解説!

ごくありふれた存在だった車が、私たちの生活を一変させようとしている。
移動ロボット工学が急速に進歩し、車は今や、私たちの命を預けられる最初の本格的な自律ロボットになりつつある。
運転を自動化する試みは、1世紀近く前に始まって以来、失敗を繰り返してきた。だが近年になって、ハードウェア技術が進歩し、
「ディープラーニング」と呼ばれる新世代の人工知能(AI)ソフトウェアも生まれた。
それにより車は近い将来、不確かな環境でも、人間並みに安全に移動できる能力を持つようになるだろう。
この車の進化の物語を伝えるために書いたのが本書だ。

・車が知能を持つ輸送ロボットにどのように変わっていくか?
・ドライバーレス・カーは自動車産業にどんな影響を及ぼすのか?
・毎日退屈で危険な運転をしていた状態から、快適かつ自由に移動できる状態になると、街はどう変わるのか?
・過去60年近くに及ぶ自動運転の失敗の歴史とは?
・無人運転を可能にする最新のハードウェアやソフトウェアのテクノロジーとは何か?

こうした疑問を一つひとつ、丁寧に解き明かします。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

106
2017年刊。少し前の本だが、自動運転の歴史と現状、それがもたらす社会への影響等が整理されて書かれている。ページ数が多めも興味深く読めた。クルマの運転そのものを楽しみたい派の私として、自動運転にはならなくても良いのだが、今や社会の流れは自動化を求める方向に。自動運転の考え方自体は古くからあって、今まさに実現の方向に大きくシフトし、2050年以降は全ての新車が自動運転になると予測。 しかし、一方で、自動車事故に依存する形の事業、保険や修理、弁護士、自治体等は打撃を受ける。さらにサイバーテロの問題は深刻だ。2020/10/31

Miyoshi Hirotaka

29
コンピュータは三度結婚して世の中を大きく変えた。最初はIBMの社名の由来でもある計算機と、二度目は工作機械から電気釜にまで組み込まれている数値制御と、三度目はゲームとだ。スマホは一度目の結婚の延長線。さて、四度目の結婚相手となるのは自動車。動力が内燃機関から電気に移行するのに合わせ、交通に大革命を起こすだろう。様々なチャレンジの背中を押すべきだ。数千年前、馬を乗りこなした無名のイノベーターがいた。もし、彼がいなければ21世紀はまだ古代。馬が動力の主役から解放されたように、人間も移動や輸送から解放される。2018/06/09

kubottar

21
自動運転が普及したらどうなるのか?便利になるのだろうか?トラックやタクシーの運転手はどうなるのか?などなど、未来を予測する内容でした。2017/06/03

501

15
前半で自動車の完全自動運転が市場に投入された際の社会へのインパクトや技術的な課題を分析する。多面的な分析で具体的なイメージがつき、自動運転社会を知りたい方にはお勧め。MaaSがビジネスの要になってくるのが想像できる。実用化までまだまだクリアするべき壁はあるはずだが、それについては楽観的でやや薄い。後半から自動運転を支えるレーダーやジャイロなど周囲の状態を把握するためのセンサーや、ディープラーニングの技術の話題となる。特に現在ホットなディープラーニングについてはAIの歴史から入る力の入れよう。面白かった。2019/01/24

スプリント

12
自動運転は世界を変えるのか。 高齢者の運転事故が増えているので自動運転の普及に期待したいですが、バグ取りや、予期せぬ暴走など安全性を高めるにはまだまだ時間がかかりそうです。2018/11/11

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