父母の記

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父母の記

  • 著者名:渡辺京二【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 平凡社(2017/03発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784582837360

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内容説明

家族との思い出、引き揚げの記憶、水俣病闘争、新日本文学から戦後思想史まで――思想史家・渡辺京二が自己を自己たらしめてきた人々との出会いを振り返り、昭和を語る回想記。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴロチビ

2
「幻のえにし」からの流れで読む。読みながら、センセイのご家族の私的記憶を読むことにどんな意味がある?と自問することもあったが、結局「自分はやっぱりこの人好きだなぁ」と再確認できて、それで充分だと思えた。後半は知人への追悼や本の解説等。追悼なのに褒めて無くね?大丈夫?と心配になったりしたが、そういう所も全て含めて依頼者は分かっていてお願いするのだろうし、聴いてる人達も皆んなセンセイの人となりを愛してらっしゃるのだと思う。吉本隆明の宮澤賢治評、知らなかった。「宮澤賢治の世界」読んでみたいけど手に負えるかなぁ。2024/02/16

こっこ

2
★★★☆☆ 学生の頃、『北一輝』や『日本コミューン主義の系譜』を読んで以来三十年ぶりに氏の著作を読んだ。氏も八十の齢を超え、文章も肩肘を張らない枯れた文章になったかと思いきや、まだまだギラギラした情念?を感じさせる文体であった。吉本氏や橋川氏について書かれた章を読みたくて購入したので、その他の(父母を含む無名の)人物についての回想録は正直退屈ではあったが、渡辺氏の来歴を知りたい向きには好著なのかもしれない。2017/11/25

陽之理

2
作者の履歴を知ることができる。戦中、戦後の当時の雰囲気もわかる。「人は育って結婚して子を育てて死ぬだけでよいのだ、そういう普通で平凡な存在がすべての価値の基準なのだ」(吉本隆明)2017/11/25

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